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フェイスブックで活動的だと長生き?

佐藤浩明

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テーマ:長生きの秘訣

フェイスブックで活動的だと長生き?

おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「フェイスブックで活動的だと長生き?」という報告です。
社会的により活発な人は、寿命がより長いことを含めて健康アウトカムがより良好であることを、多くの研究が示している。オンラインのコミュニティで社会的に活発である人々にも同じことが言えるだろうか?あるいは逆に、オンラインのソーシャルネットワークに時間を費やすことが、対面での社会活動を減少させ、健康に負の影響を及ぼすのだろうか?これを明らかにするため、多施設の研究チームが、同一の地理的地域内のFacebook(FB)ユーザー1,200万人と非ユーザーをマッチさせ、死亡登録のデータと関連づけて、2年間フォローアップした。
年齢、性、婚姻状況、人種/民族の代理変数、および教育レベルで補正後に、FBユーザーは、感染症、糖尿病、精神疾患、認知症、虚血性心疾患、脳卒中、その他の心血管疾患、肝疾患、および殺人による死亡率が有意に低かった。意図的ではない負傷、薬物過剰摂取、および自殺に関連する死亡率は、FBユーザーと非ユーザーで有意な差はなかった。次に研究者らは、FBユーザーの6ヵ月間のオンライン活動を分析した。より多くのFB上の友達を持つこと、より多くの友達リクエストを受け取ること、および写真を投稿することは、低い死亡率と関連した。しかし、友達リクエストを送ることは、低い死亡率と関連しなかった。
この研究は、ソーシャルネットワーク上でより活発な人は、対面での交流の多い人と同様に、より健康で長生きするという仮説と一致する。観察されたこれらの相関が、因果関係を証明するわけではないことは明らかである。しかし、この研究は、オンラインのソーシャルネットワーク上で活発であることが、健康に有害な影響をもたらさないことを示唆している点で、心強いものである。
 最近は米国のトランプ次期大統領のTW上での言説などもあり、ネガティブに扱われがちなSNSではありますが...自分自身もFBをやっている立場からするとよく情報をアップしている友人達は間違いなくアクティブですし、長生きのキーともされているFB上での友人も多いということなども考慮すると強ち間違いではないのでは?と思います。
   
17.1.17 朝焼け
 昨朝の通勤路での朝焼け。朝陽と雲のコントラストがなかなかのものでした!

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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