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幼少時の外遊びで近視予防?

佐藤浩明

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テーマ:医療界の新発見?

幼少時の外遊びで近視予防?

おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「幼少期の外遊びで近視予防?」という報告です。
 年少期に屋外で過ごす時間が長いと、近視をいくらか予防できる可能性があることが、英キングス・カレッジ・ロンドンの研究者の研究で示唆された。同氏らは、太陽の紫外線B波(UVB)が近視の軽減に役割を果たす可能性があると考えている様です。
近視の原因として遺伝的要因が関与することは知られているが、患者に占める割合はわずかであり、環境の何かが近視増加の誘因だと思われるが、それが何かはまだ明らかにされていない。「近年では、東アジアでは80~90%、欧米では40~50%の小児に近視がみられる」と同氏は話す。
 研究では、65歳以上の欧州人で、近視の371人と近視でない2,797人について検討し、14~29歳の頃の日光曝露、特にUVB曝露の量についても推定した。その結果、学歴が高いほど近視が多く、推定されるUVB曝露量が多いほど近視が少なかった。なお、UVBはビタミンDを産生させる作用をもつが、ビタミンDと近視には関連は認められなかった。別の研究者は、いわゆる「可視光線」への曝露が要因である可能性があると指摘している。
同氏らは、「屋外での日光曝露の時間に直接関係する、生涯の年間UVB曝露量が、近視の危険率低減と関連することがわかった。特に、14~29歳でのUVB曝露量は、成人の近視リスク低減に最も大きく関連していた」と述べている。ただし、今回の研究は因果関係を証明するようデザインされておらず、関連性を示したに過ぎない。
今までは近視の原因は遺伝的なものや最近ではゲームのやり過ぎなどが言われていましたが、この報告でもあるように外で浴びる紫外線や実際の太陽光が近視予防に大きく関与しているということが分かって来ているようです。さらに「メガネをかけるとさらに近視が進む」という事に関してもその原因が分かって来たようで...メガネによってある波長の光が遮られることがその一因である事も判明してきており、世界的な大問題となりつつある近視に予防に関して今後、新たな展開が起きてくるかも?知れません!
   17.1.7 吾妻小富士&安達太良山
     昨朝の通勤路での光景。吾妻小富士と安達太良山が暫くぶりに綺麗に見えました!

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専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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