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納豆摂取で脳卒中のリスク低減?

佐藤浩明

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テーマ:脳卒中リスク低減には?

納豆摂取で脳卒中のリスク低減?

おはようございます。さとうクリニックの佐藤です。今朝は「納豆摂取で脳卒中のリスク低減?」という報告です。
 大豆摂取と心血管疾患(CVD)リスクの関連はまだ不明である。また強力な線維素溶解酵素が含まれている納豆については、CVDとの関係を検討されていない。今回、岐阜大学の研究者らが、住民ベースの研究(高山スタディ)において、納豆・大豆タンパク質・大豆イソフラボンの摂取量とCVD死亡率との関連を調べたところ、納豆の摂取がCVD死亡率の低減に寄与しうることが示唆された。
 本研究には、高山スタディに参加した35歳以上の男性1万3,355人と女性1万5,724人が含まれ、1992年の募集時に各被験者に半定量的食物摂取頻度調査が実施された。
 主な結果は以下のとおり。
・納豆摂取量が最高の四分位では最低の四分位と比較して、すべてのCVDによる死亡リスクの低下と有意に関連していた(危険率0.75倍)。
・すべてのCVDによる死亡リスクと、総大豆タンパク、総大豆イソフラボン、納豆以外の大豆製品からの大豆タンパク質や大豆イソフラボンの摂取の間に、有意な関連は認められなかった。
・総大豆タンパク質と納豆の摂取量の最高四分位は、すべての脳卒中による死亡リスクの低下と有意に関連していた(総大豆タンパク質における危険率0.75倍、納豆における危険率0.68倍)。
・納豆摂取量の最高四分位は、虚血性脳卒中による死亡リスクの低下にも有意に関連していた(危険率0.67倍)。
 私も納豆はほぼ毎日摂取していますが、脳卒中予防にこれ程の効果があるとは驚きです!      
      Merry Christmas!
 Merry Christmas!当クリニックの待合室にも飾ってある絵の作者であるはせがわいさおさんの壁紙を使わせて頂きました。

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佐藤浩明
専門家

佐藤浩明(内科医)

さとうクリニック内科・消化器科

患者さんに寄り添う医療体制で、「経鼻内視鏡検査」に取り組み、内科・消化器疾患の徹底した検査と治療を行います。信条の「人と、地域と向き合う医療」という姿勢を守り、より高い専門性をもって地域に貢献します。

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