冷蔵庫は、開けた瞬間に目的を奪う。

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:心のあり方のヒント

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冷蔵庫を開ける。

……。

……。

「何しに来たんだっけ?」


( ̄▽ ̄;)

さっきまで覚えていた。
あんなに自信満々だったのに。

冷蔵庫の前に立った瞬間、
脳がログアウトする。

冷蔵庫には、記憶泥棒が住んでいる

お茶。
牛乳。
卵。
マヨネーズ。

取りに来た物は、
ちゃんと決まっていた。

なのに。
扉を開けた瞬間、
目的だけが蒸発する。

いや。
蒸発じゃない。

冷蔵庫だから、冷凍保存されたのかも。

とりあえず全部見る

野菜室。
冷凍庫。

ドアポケット。
上の段。
下の段。
全部見る。

何かを探している顔だけは真剣。

でも本人は、
何を探しているか消滅。

人間って、
勢いだけで生きられるんだなと思う。

プリンだけは見つかる

思い出せない。

でも、
プリンだけは見つかる。
ヨーグルトも見つかる。
アイスも見つかる。

目的は消えるのに、
甘い物だけは脳内検索の最上位。

脳。
仕事を選びすぎ。

閉めると記憶が帰ってくる

「……あっ!」
お茶だった。

思い出す。
また開ける。

今度はちゃんと取る。
……ついでにプリンも取る。

こうして、

冷蔵庫を開けるたびに、予定が増える。


犯人は冷蔵庫じゃない

実は、
冷蔵庫は何もしていない。

ただ開いただけ。

悪いのは脳。
目の前の情報を見た瞬間、

「あれも。」
「これも。」
「そういえば。」

と、
脳内で急に会議が始まる。

議題は増える。

でも、
最初の目的だけ欠席。

今日も冷蔵庫は冤罪

冷蔵庫は、
何も盗っていない。
何も隠していない。

それなのに、
今日も言われる。
「何しに来たんだっけ?」

たぶん冷蔵庫は、
心の中でこう思っている。

「入れたのも忘れるし、取りに来たのも忘れる。
それ、私の責任ですか?」

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鎌田千穂
専門家

鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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