福岡民の「なおす」——壊れてないのに修理が始まる理由

鎌田千穂

鎌田千穂

テーマ:この世界、知らんことだらけ

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同じ日本語のはずなのに、会話がズレる瞬間がある。
しかも、お互いまったく気づいていないやつ。

福岡でよく起きるのが、これ。

福岡の「なおす」は壊れていない

「これ、なおしとって」

福岡では普通に通じる。
意味はシンプル。

=片付けといて。

ここまでは平和。

県外の人、静かにフリーズする

問題はここから。

県外の人に同じことを言うと、
一瞬、止まる。

え、壊れてた?
( ´・д・)エッ

周りを見渡す。

コップ、無事。
資料、無事。
なんなら空気も平和。

壊れているもの、ゼロ。

それでも福岡民、追い打ちをかける

でも福岡民、止まらない。

「なおしとってって言ったやん」
「なんで、なおしてないと?」

ここで県外民、軽くパニック。

壊れてないのに、
修理対象を必死に探し始める。

結果——
壊れてないのに、修理が始まる。

ズレの正体は「前提」

これ、誰も悪くない。

ただ一つ。
違うのは前提。

福岡民は、
「伝わっている前提」で話してる。

説明しないんじゃない。
必要だと思ってない。

(・∀・)フツウノカイワ~

だからズレる。でも直らない

言葉は同じ。
意味だけ違う。

しかも本人は、
1ミリも疑ってない。
もちろん、聞いている側も「修理だ」と疑わない。

だからズレる。

そして、なかなか歩み寄れない。

なぜなら——
それぞれの中で会話が成立しているから。

気づいた頃には、こっちも染まる

でも不思議なことがある。

何回か経験すると、
普通に通じるようになる。

最初あれだけ混乱したのに、
気づいたら福岡民にどっぷり浸ると自分も言う。

「それ、なおしとって」

( ̄◇ ̄;)アレ

たぶん今日もどこかで、
壊れてないのに、修理を始める人が・・・。

最後に

言葉は違うのは当たり前。
そのうえで、「伝わった」の前提が違う。

前提は、説明されない。
伝わっていることになってる。

互い会話が成立していると信じて疑わない。

だから、言葉って厄介。

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鎌田千穂(産業カウンセラー)

Chi-ho’s studio

組織課題を広い視野で捉え、主体性を持った思考と行動力、公私の均衡を図る自律型人材育成を行うこと。分析・統計による業務改善の解決策を示し、個人の悩みを解き放ち、企業の繁栄に繋げることが専門です。

鎌田千穂プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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