人間の心の成長を妨げる9つの弊害
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
チホズスタジオは福岡市に拠点を置き、オンラインや訪問をあわせた産業カウンセリングを行っています。
他にも下記のことを実施
- 産業カウンセリング及びコンサルティング。
- 人材育成の仕組みづくりのための自発的行動を促す教育研修。
- 「業務改善・組織変革」の企画提案実施。
- チホズ文字分析による人材分析及び提案。
自分には些細なことでも「失礼」と言われてしまったこと、ありますか?
しばらくつながっていた人間関係だったからこそ、言葉のすれ違いはときに切ないもの。
日曜にふと考えた、すれ違いと信頼のあいだの話。
小さなすれ違いから、言葉を見つめ直す
先日、仕事の中でちょっとしたすれ違いがありました。
受け渡し方法の認識が、どうやらズレていたようで——。
文章をあまり深読みしていない私にも課題があるのは事実。
文章で相手が誤解するし、私もどう言っていいのかわからない。
こちらは「対面でのやりとり」を想定していたのに、相手は「振込と発送が基本」という流れで進んでいて。
しかも、それまでのやりとりはメッセンジャーのやり取りと口頭が中心。
記憶の中の言葉と、相手が残していた記憶と私の記憶が微妙にズレる。
対策と対応向上のために社内で情報共有
私は、ただ確認のつもりで連絡をしただけ。
それでも返ってきたのは、予想していなかった強めの言葉でした。
受け取った側としては、めちゃくちゃ怖い。
ボタンの掛け違いと文章の受け取り方。
そのため社内で情報共有し、対応の課題を見つけるためにシェア。
ですが、
やだ~、怖すぎる。
え?どうして??
となるわけです。
“疑ってるわけじゃない”は、伝わりづらい
その時、しみじみ思ったのは——。
確認って、時に「疑ってるの?」と受け取られてしまうことがあるということ。
とはいえ、そういったつもりはなくとも、相手にとっては、置かれた状況や心情によって、その一歩が “踏み込みすぎた” ように映ってしまったのかもしれません。
相手の置かれた状況を察して気持ちを理解するのは至難の業
産業カウンセリングの際もセッションで、SNSの文章で相談があることも多々。
何かのスイッチが入っている人は、時には落胆するし、攻撃的になるもの。
中には現在の状況を過去のことと重ねて、自分の腹立たしかったことと重ねて、相手を是正せねばと攻撃的になる人もいるわけで。
そして、自分が正しいと主張している場合ほど、相手の気持ちなど知ったこっちゃないですからね。
…とはいえ、本人しかわからない心のうち。
本人でない人が、その人の状況や心情などわかるはずはございません。
もちろん、聞いたって理解ができないことの方が圧倒的に多いのも事実です。
言葉は炒るか蒸らすかで香りが違う
やりとりがすれ違う時こそ、「この人はなぜ今そう感じたんだろう?」と立ち止まってみる。
誤解されたときほど、自分の言葉の温度や姿勢が試される気がします。
後は、その関係を続ける理由を見いだせない場合は、ご縁は無きものでも良いかと。
誠実さとは、相手が受け取らなくても「届けようとした事実」は残しておくことも大事です。
珈琲豆と同じで、豆のローストの仕方で香りも変わる。
人との関係も、火加減と炒り方、蒸らす時間が必要なのかもしれませんね。
今回の気づきまとめ
すれ違いも、信頼も、ひとつひとつ熟成しつつ、自分らしくつながっていくんだなと感じます。
大事なことは
- 信頼がある場でも、確認や記録を怠らないこと
- 言葉がすれ違っても、感情に巻き込まれずに整える
- 誤解されても、自分の芯だけは静かに残しておく
日曜日の空気のように、少し立ち止まって、目には見えない“伝わり方”を考える時間。
※本記事は、過去のやりとりを抽象化し、学びとして記したものです。
特定の個人・団体を指す意図はなく、日常の気づきを綴っています。
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