極端な自己基準による歪み:適度な「こうあるべき」と過激な「こうあるべき」
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
業務改善&組織変革ホズスタジオ(Chi-ho'sstudio)
お正月明けの産業カウンセリングでは下記のような話が増えます。
お正月明けの憂鬱な気分ってどうして?
その気持を解消するには?
理由は様々なのですが、何かしら当てはまる。
そんな時は、自分の傾向を内省して対策を見つけましょう。
新年が始まり、お正月の楽しい時間が過ぎ去ると、何故か憂鬱な気分に陥ることってありませんか?
お正月明けの憂鬱な気分になる一般的な理由。
その対処法について考えてみましょう。
1. リフレッシュの疲れが残る
お正月休暇中は友達と遊んで楽しかった。
久しぶりにお腹を抱えて笑った!
環境が変わって心がスッキリした。
という経験のお陰で、休暇明けの日常が戻ってくることを思い出し、心が重くなることがあります。
その上、変化のない日々に身体が慣れていれば慣れているほど、いつもと違って活発に動いたのでしたら、身体の疲れは残りやすい。
しっかりとした身体の休息が取れないまま、新しい環境に戻ることが、憂鬱な気分を引き起こす原因となります。
2. 新年のプレッシャー
新しい年が始まると、目標や計画をたてることが期待されます。
しかし、これに伴い達成しなければならない課題やプレッシャーを感じることがあります。
無理な目標を立ててしまうと、その達成が可能かどうかの不安感から、憂鬱な気分が生まれやすくなります。
中には、出社時期が近づいていくと、心のカウントダウンを始めてしまう方もいます。
そのことから、不安な気持ちを自らで煽ってしまうスイッチを入れてしまう方も多いのです。
その時は、産業カウンセリングを受けてくださいね。
心の不安を煽る負のスイッチをすぐにリセットできます。
3. 社会的圧力
お正月は家族や友人と過ごす機会が多い一方で、その後の社会的な期待や義務感が再び生まれます。
これが自分の生活やキャリアに対する不安や疲労を引き起こし、憂鬱な気分につながることがあります。
4. 季節的な変化
冬から春への季節の変化も心理的な影響を与える可能性があります。
日照時間が短くなり、寒さが続く中での生活。
無自覚な状態で気分やエネルギーレベルに影響を与えることがあります。
5. ルーティンの変化
お正月休暇中に通常のルーティンが変わりがち。
これが日常生活への適応に時間がかかることがあります。
新しい状況への適応が難しいと、憂鬱な気分が生まれやすくなります。
まとめ
お正月明けの憂鬱な気分は一時的なもの。
その原因を理解し、適切な対処法を取ることで克服することができます。
変化のない日々の影響で心はリフレッシュしたとしても、身体は変化を受け入れることが柔軟に対応できていないことがあるのです。
無理な目標を立てていないか?
無理な目標を立てたのであれば、身体の休息は取れているか。
自分の心身を過信すること無く、仕事始めも心軽やかな気分で過ごしましょう。