文字分析で探る、モチベーションの源泉
少しさかのぼってのお話を。
私は、通算30年間、日本の複数企業で、個人の傾向分析を通じて業務改善・組織改革を行うコンサルティングを行ってきました。
その一環として2万人を超える人材育成をするうち、
ご家族や友人を不慮の事故で亡くされた方や
自らの手で自分の命の時間を終わらせた人を発見した方のpostventionを要すること、
災害など目の前で消えた命に対する無力感や自責へのケアが必要とされることもあり、
2013年に産業カウンセラーの資格をとり、本来の業務と同時に2,000名を超える心のケアに取り組んできました。
命さえあれば、いくらでもやり直しができる
その経験において、皆さんに伝えたいことが2つ。
それは、命さえあれば、いくらでもやり直しができるということ。
また、明日どうなるのかという不安や恐怖は、これから生きる為の術を得たい「未来への希望」を探す原動力になるといことです。
ですが、この「未来への希望」を探す原動力は、暗い情報を繰り返し見続けると、不安や恐怖という重圧に負け、影をひそめてしまいます。そして、更に繰り返すことで不安や恐怖を増幅させ、あなたのやる気を根こそぎ奪います。次に鬱積した不安や恐怖は、些細な出来事にでさえ敏感に反応し、やがて感情を抑えることが厳しくなり、冷静で理論的な人間関係構築は不可能になるのです。
「未来への希望」を見つけるには
先行き不透明な今、皆さんの持つ「未来への希望」を見つけるには、
1.新型コロナウイルスに感染しないことであり、他人に感染させないこと。
2.暗い情報を知る時間は日中の短時間に限定し、PM10時以降から就寝前は避けること。
3.新規サービスを提供する機会と捉え、自分ができることの棚卸をおこなうこと。
4.新型コロナウイルスが落ち着いたころには行動できるよう実行計画を立てる。
情報収集源としてニュースやインターネットを活用することに切り替えること。
5.1~4まで準備が整った段階で、企業が宣伝広報をやめている今を絶好の機会と捉え、
いち早く告知を含めたPR活動の取組をしておくこと。
上記の手順を行うことこそ、不安や恐怖が「未来への希望」を探す原動力となり、皆さんを支える力に変化します。それこそが「前向きに過ごす術」に変様するのです。
一度きりの人生、「未来への希望」を蓄えてくださることを心から願っています。