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忘年会や飲み会に行きたくない若者の心理

2017年12月24日 公開 / 2020年5月31日更新

テーマ:管理職

コラムカテゴリ:ビジネス

こんにちは。

成果を出し続ける仕組み作りコンサルタントの岡本です。

忘年会シーズン真っただ中ですね。

最近、部下が飲み会にこないんだよ~。

「それ、仕事ですか?」「残業代でるんですか?」「その日は予定がありますので」

こんな言葉を言われて「最近の若いヤツは」なんて、思ってますか?

なんで、会社の飲み会行きたくないのでしょうか?

お酒を飲むことが嫌なんでしょうか?

若者の飲酒離れ

平成29年3月に東京都生活文化局が発表した「健康と保健医療に関する世論調査」
によると、20代の男性が、頻繁にお酒を飲む割合を見てみると

「毎日」飲む人は9.5%、「週5~6回」飲む人は1.1%と合計10.6%です。

それに対して50代の男性が頻繁にお酒を飲む割合は

「毎日」飲む人は34.6%、「週5~6回」飲む人は15.4%と合計50%です。

たしかにお酒を飲む事自体が好きではない様です。

でも、お酒が好きでないことだけででしょうか?


会社の飲み会に行きたくない理由

行きたくない理由としては、

「つまらない」からでしょう。

部下にとって、会社の飲み会はつまらないのです。

メリットを感じないのです。

時間の無駄、お金の無駄と思っているのです。

なので、行きたくなのですね。

このコラムで何度もお話ししましたが、

「コミュニケーションは受け手が基本」でしたよね。

受け手がどうとらえるかが重要という事です。

それを考えると、飲み会というコミュニケーションの「場」や「手段」で

自分が楽しいと思う事を押し付けてませんか?

外部環境の変化

飲酒に関する志向も変化しています。

時間やお金の使い方に関する価値観ついても大きく変化してます。

考えてみてください、周囲の環境が変化しているにもかかわらず、

自分達は変化しないというのは得策なのでしょうか?


部下に何をおしえるか

「部下に対してそこまでしないといけないのか?」

そんな言葉が聞こえますね。

では、逆に質問です。

管理職として、会社を存続させる役割は?部下を教育するという役割は?

会社を存続させるために、人の流出を防がなければなりません。

これは、今、あなたがやらなければならない事です。

そして、数年後には「流出させない」はあなたの部下の

仕事になっているはずです。

その時に、あなたが教えていない事をあなたの部下はできますか?

外部の環境が変化している中で自分達も変化すると、

普段教えてませんか?

飲み会は別なのでしょうか?

「飲み会も仕事のうちだ!」とお説教しているのであれば

あなた自体も、会社の飲み会を「仕事」としてとらえ、

環境変化に対応した企画を考えてみてはどうでしょうか。

◆参考

【参考コラム】
20代の部下との面談の悩み ケース1:何を話てよいかわからない
http://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/5647/

20代の部下との面談の悩み ケース2:どういう言い方をすればよいかわからない
http://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/5656/

20代の部下との面談の悩み ケース3:問いかけても返事が返ってこない
http://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/5667/


「インターナルマーケティング」という言葉を聞いた事ありますか
http://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/5734/

【参考資料】
「健康と保健医療に関する世論調査」東京都生活文化局 平成29年3月
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/03/07/documents/01_01.pdf

この記事を書いたプロ

岡本陽

経営者と従業員をつなぐ人材を育成するプロ

岡本陽(IMソリューションズ株式会社)

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