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コラム

上司との関係、部下との関係の悩み

2018年10月23日 公開 / 2020年5月31日更新

テーマ:管理職

コラムカテゴリ:ビジネス

こんにちは。

成果を出し続ける仕組み作りコンサルタントの岡本です。


以前のコラムで「管理職仕事とは」というお話しをしました。

管理職の仕事とは、「業務の遂行」「人材の育成」「組織の統制」とお話ししました。

※関連コラムにある「どうして部下の顔色をうかがわないといけないのか」を参照していただければと思います

その3つの基本的な仕事の他に考えて頂きたい役割があります。

それは、「連結ピン」という考え方です


◆連結ピンとは


アメリカの社会心理学者であるR・リカート(1903-1981)が提唱した組織のリーダーシップについての考え方です。

これは、組織がいくつかの階層に分かれていている場合、各階層のリーダーは上位層との「つなぎ役」であるという考え方です。
ただ、この「つなぎ役」ですが、単なる「つなぎ役」ではいけません。上位組織と下位組織をきちんとつなぐ役割を担っているという事です。

それは、単に互いの言葉を伝えるだけの伝言者ではないという事です。

上位層で意識決定した内容を下位層へ伝える時、上位層が決めた内容をそのまま伝えるのではなく、具体的な目標、具体的な実行策にして下位層へ伝えるという役割です。

そして、下位層からの情報については、そのまま上位層へ伝えるのではなく、情報を集約、加工し上位層が意思決定しやすく伝える。その時は、もちろん、恣意的な工作はしてはいけません。


◆まる投げしない人になる


この連結ピンの考え方は、「まる投げしない人になる」ではないかと思います。

上位層からの決定を伝える時は、自分の頭で一度考え、そして、実現可能な方法を考える。下位層からの情報は、自分で一度整理して分析してみる。

これができれば上司としての存在意義がありますし、あなたの上司にしてみればすばらしい部下であるのでないでしょうか。


◆関連コラム



なんで部下の顔色をうかがうわないといけないんだ!
https://mbp-japan.com/ehime/imsolutions/column/5

この記事を書いたプロ

岡本陽

経営者と従業員をつなぐ人材を育成するプロ

岡本陽(IMソリューションズ株式会社)

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