コラム
会社を辞める建前的な理由
2017年12月10日 公開 / 2020年5月31日更新
こんにちは。
成果を出し続ける仕組み作りコンサルタントの岡本です。
前回「なんでウチは人が辞めるのかな」で、
2017年の中小企業白書にのっている
「辞める理由」と「仕事に就く理由」のお話しをしました。
どの様な印象を持ちましたか?
私は、自分自身の転職経験からこの「辞める理由」は
建前的な理由なのでは?と感じました。
その反面、「仕事に就く理由」はとても共感ができる印象があります。
それらを踏まえた上で、
有名なハースバーグの「動機付け・衛生理論」を見てみましょう。
ハースバーグの「二要因理論」(動機付け要因と衛生要因)
フレデリック・ハースバーグ(1923年-2000年)はアメリカの
臨床心理学者で、モチベーションについての研究をした方です。
その中で、「動機付け要因と衛生要因」からなる「二要因理論」
を打ち出してます。
「動機付け要因」とは、
この要因があると、人は働く気になる、つまり
“モチベーションが上がる要因”です。
それに対して「衛生要因」とは、
無いと不満足を生むが、この要因はある水準を超えると
それ以上高くしたとしても働くモチベーションがあがるわけではない、
というものです。
それなので、衛生環境を整える様な物であるとの
ことから衛生要因と呼ばれます。
どんな内容だと思いますか?
この様な内容です。
中小企業白書にある「辞める理由」の中に
「収入が少ない」とあるので、給与を高くすれば良いのかと思って、
給与を高くしても、効果は限定的で、人の流出は止まらない
ということです。
労働条件についても同様と考えられます。
給与や労働条件を変更することは難しですよね。
では、どの様な事に取り組むのか
では、どの様に取り組むか!
「会社の方針と管理」と「仕事の管理の仕方」です
会社の方針伝えてますか?
これは、経営者だけでなく現場の管理職が
担う役割も大きいです。
つまり、
管理職が、適切に会社の方針を伝え仕事のやり方を管理する事
が人の流出防止につながるのです。
「動機付け要因」についてはまたの機会にお話ししますね。
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