仕事でミスをして落ち込んだ時

西岡惠美子

西岡惠美子

テーマ:心が辛くなったとき

仕事でミスをして落ち込んだ時

仕事でミスをする。
よくあることです。仕事をしていればミスはするものです。
ミスしないで出来るほど仕事は甘くありません。
ミスをしたということは、それだけ大切な仕事をしているということです。

とはいえ、ミスをすれば落ち込みますよね。
すぐに気分が回復すればまだ何とかなりますが、普段から真面目に取り組んでいる人ほど、引きずるでしょう。

そういう時、何より忘れて欲しくないのが「自分軸」です。

仕事でミスした時に多い心の動き

ミスをする

周囲からミスについて指摘・叱責を受ける

落ち込む、自分を責める(※マイナスな反応)

「もうだめだ」「どうすればいいか分からない」(※選択肢の不足)

「ここにいたくない」

ここで注目していただきたいのが、「選択肢の不足」です。
なぜ不足するのか。
それは、「周囲の反応をどうやって変化させるか」という「他人軸」で考えるからです。
他人がどう反応をするかは、その人の問題なので、自分でコントロールすることは出来ません。
コントロール出来ないものをコントロールしようとするから、悩むし、いい案が思いつかないのです。

でも、自分自身をコントロールすることは出来ますよね。

自分軸で分析し、今出来ることを考える

他人軸で物事を考えると、思考が限定されてしまいます。
「自分軸」で分析し、何をすればいいかを考えてみては如何でしょうか。

①分析:ミスした時を再現し、理由・原因を探る

  • 自分のメンタル、健康、緊張状態はどうだったか
  • 想定外の要素は無かったか(必要なものが揃っていない、思っていたより時間が無かった)


ここでミスの原因らしきものが思い当ればラッキーです。
明日からはミスが減るように自分の状態を整えたり、自分で出来る事前準備は何かを考えましょう。

②今出来ることを考える

例えば…

体調を整える
帰ったら休養・睡眠をしっかりとる
今目の前の仕事にミスや漏れがないかダブルチェックする
すぐやらなくていいことはやらない
深呼吸してリラックスする

「すぐに実行出来そうなこと」をリストアップするのがコツです。
「〇〇が出来るようになったら」という条件が必要なものは除外しましょう。

≪おまけ≫ミスは誰でもする

「こんなミスをするのは自分だけ」
と思っていませんか?

違います。誰でもします。ミスしない人はいません。
ミスしないことを前提に作られている仕組みのほうがおかしいのですから、ミスした人が落ち込むことではありません。

大事なのは、失敗から何か一つだけでも学ぶこと
落ち込むのはその日だけにしておきましょう。
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ミスを挽回する、信頼を回復する、と言ったところで、一朝一夕にできることではありません。
挽回のチャンスはある日突然訪れたりしますし、信頼回復は「気が付けばそうなっていた」ことがほとんどです。

ウルトラC(古)を狙うより、今ここで自分に出来ることを繰り返しましょう。
出来ることをやっていれば、少なくとも「今日を無駄にした」という後悔を感じることは減っていくでしょう。

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