Mybestpro Members

坪田聡プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

寝つきが悪い? 入眠障害の原因と対策

坪田聡

坪田聡

テーマ:不眠症

夜、いざ眠ろうと横になっても、頭がさえて眠れない…そんな経験はありませんか? これは入眠障害と呼ばれる不眠症状の一つです。

入眠障害とは?

入眠障害とは、布団に入ってから30分以上たっても眠れない状態が続くことを指します。多くの人が一度は経験する症状ですが、それが慢性化し、日常生活に支障をきたす場合は治療が必要となります。

入眠障害による問題

入眠障害は、日中の集中力や記憶力の低下、疲労感の増加、イライラなどの問題を引き起こします。さらに、糖尿病や高血圧などの生活習慣病や、うつ病などの精神疾患のリスクを高めることもわかっています。

入眠障害の原因

入眠障害には、心理的な要因と身体的な要因、生活習慣など、さまざまな原因が考えられます。

心理的な要因
・ストレス
・不安
・悩み
・緊張

身体的な要因
・不眠症
・睡眠相後退症候群
・むずむず脚症候群
・うつ病
・慢性的な痛み

生活習慣
・昼夜逆転
・カフェインの摂取
・寝る前のスマホやパソコンの使用
・不規則な睡眠時間

入眠障害の治療や対策

入眠障害の治療や対策は、原因によって異なります。

心理的な要因が原因の場合
・ストレス解消
・リラックス法
・睡眠日記
・認知行動療法

身体的な要因が原因の場合
・原因となる病気の治療
・薬物療法
・生活習慣の改善

規則正しい睡眠習慣
・寝る前のカフェイン摂取控える
・寝る前のスマホやパソコンの使用控える
・適度な運動
・リラックスできる寝室環境

入眠障害で医療機関を受診する際のポイント

以下のような場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

・入眠障害が2週間以上続く
・日中に強い眠気を感じ、日常生活に支障をきたす
・いびきや呼吸停止などの症状がある
・気分の落ち込みや不安などの症状がある

医療機関では、問診や検査によって原因を調べ、適切な治療法を提案してくれます。

まとめ

入眠障害は、さまざまな原因によって起こります。生活習慣の改善や心理的なケアで改善する場合もありますが、原因によっては専門的な治療が必要となることもあります。寝つきが悪くて日常生活に支障をきたしている方は、早めに医療機関に相談することをおすすめします。

雨晴クリニックでは、 寝つきが悪い(入眠障害)の方の診療を行っています。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

坪田聡
専門家

坪田聡(医師)

雨晴クリニック

不眠症など睡眠障害の治療に30年以上携わり、快眠に関する正しい知識の普及に力を入れています。コーチングによる生活習慣の見直しから枕の選び方までサポート。メディア出演や著書、セミナーの実績も豊富です。

坪田聡プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

医学とコーチングから睡眠の質を高めるプロ

坪田聡プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼