子供の友達の葬儀には親が同行した方が良いのでしょうか?
ご遺族が弔辞を通知する手紙には、以下のような種類があります。
①死亡通知状 … 本人の死亡を通知する手紙(葉書)になります。
最近では、死亡の通知は電話やメールを利用するのが一般的ですが、
密葬など近親者で葬儀を行った場合は、葬儀後に早めに関係者へ
通知すると良いでしょう。
②会葬礼状 … 現在では、通夜または告別式で、弔問客が帰る際に渡す返礼品に
添えることが多いようです。
③お悔やみへの礼状 … お悔やみに対するお礼として、初七日後に弔問者へお送りします。
④忌明けの挨拶状 … 仏式の葬儀では故人様となった日から四十九日、神式では五十日、
キリスト教式は約1ヶ月をもって喪が明けるとされています。
この時期を過ぎたら、忌明けを報告する挨拶状と香典返しの品物を
一緒に弔問者へお送りします。
⑤年賀欠礼状 … 翌年の年賀状を欠礼する葉書です。遅くとも11月末頃迄には出します。
⑥法要の案内状 … 三十五日、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌などの法要
(日時・場所を明記)を案内するものです。
【弔問者が書くお悔やみの手紙】
仕事や家庭の事情で、通夜・告別式に参列できない場合は、葬儀後なるべく早い時期に
お悔やみの手紙を出します。故人様となったことを後から知った場合も同様です。
手紙に形式はございませんので、すぐに主文に入って構いません。自分の言葉で故人様を
悼み、ご遺族を慰める内容であれば、短くても構いません。ただし、便せんは無地の白か
グレーを使い、模様入りや色物を使うのは避けた方が良いでしょう。
お悔やみの手紙とともに香典を同封する場合は、手紙は白い封筒に入れ、香典袋には
「御霊前」と書いて現金書留で送ります。
★ポイント
弔辞の手紙を書くときには、次の事に注意します。(ご遺族、弔問者ともに共通)
①便箋は無地の白かグレー、封筒も同様
②出来るだけ自筆、下手でも丁寧に書く
③筆記用具は筆ペンか黒の万年筆
④忌み言葉は使わない
⑤前文から書き出す
⑥洋封筒では左綴じ
【弔辞の手紙を書く時の基礎知識】
手紙は次の4つのパートから構成されます。
①前文(初めの挨拶) … 書き出し部分で「時候の挨拶」や「拝啓」「前略」などの
頭語を用います。
②主文(要件) … 手紙の本題で一番重要な部分です。主文は分り易く簡潔にするのが
基本です。
③末文(結びの挨拶) … 最後に結語の「敬具」「敬白」などを用います
④後付(日付・差出人・宛名) … それぞれ改行して書きます。弔辞の手紙では、
①のパート部分は「死亡通知状」、「会葬礼状」
では省略して、②から入ります。