葬儀での言葉使いで気をつける事は…
日常の付き合いの中で、弔辞と慶事が重なる事があります。
たとえば、知人の結婚式と親戚の葬儀が重なるケースです。
その場合は、時間的に調整がつけば双方に出席するのが
好ましいですが、それ以外では弔辞に参列するのが良いと
思われます。
一般的には、慶事より弔辞を優先する事がマナーとされて
おり、葬儀はその人にとって最後の厳粛なる儀式であるという
考え方によるところからきているようです。
その際の欠席理由は、葬儀のためなどのストレートな表現は
避け、「家庭の都合」或いは「やむを得ない事情」などと言葉を
濁して、欠席のお詫びとともに相手に伝えると良いでしょう。
また、喪家に対する心遣いとして、自身や家庭の結婚式と
重なったり、或いは出産を控えている場合などは、葬儀への参列は
ご遠慮しましょう。その場合には、弔電を打つか、後日お悔やみの
手紙を書くなどして、喪家に弔意を表すことをお勧めいたします。