審査員登録
ある審査員は、審査とは“忖度の塊”と表現しました。
忖度する相手は、審査を受ける組織(=顧客)、その組織を支援するコンサルタント(これもある意味“=顧客”)です。
審査機関は、日本でISO9001が広まり始めた1990年代中頃は財団法人や社団法人などの業界団体が中心でした。その頃は審査員を“先生”と呼ぶ組織が多く、審査員の機嫌を損ねると認証できないと思われていたフシがあります。当日、審査機関や審査員に”審査をしていただく“という風潮でした。
2000年代に入り、特に地方の中小建設会社の認証が一気に増え、また、マネジメントシステム規格もISO14001(環境)、ISO/IEC27001(情報セキュリティ)などが制定され、いろいろな業種の組織が認証に取り組み、それに併せて?審査機関も株式会社が増えました。
さらにISOはビジネスになると考えたのか、そのコンサルティングに参入する組織が増えました。ちなみに、1990年中頃は認証に取り組む組織も上場企業などの大企業が多く、コンサルティングもシンクタンクなどが中止であったため、当時のコンサルティング料金は2,000万、3,000万と言われていました。その後、多くの組織が認証の取り組み、審査機関やコンサルティング会社が増え、コンサルティング料金も“価格破壊”が起こり、現在は数十万からせいぜい200万程度。現在、コンサルティング会社で多いのは“月額数万円ですべてやります”“お客様の手間はゼロです”みたいなもの。
認証登録証がほしいだけの組織なら、そのような廉価で手間がかからないとされているコンサルティング会社を使うのもよろしいかと。
話の内容がタイトルからズレてきたので、今回はここまで。続きは次回とします。


