メルマガ第140回、2015.12.1発行、2015年の国会で審議予定だった、入管法の改正案
メルマガ第142回
フィリピン人海外労働者の送金額(フィリピン人の出稼ぎ金額) 2016.3.1発行
行政書士の折本徹と申します。
3月になりました。関東地方では寒さのピークが過ぎ、
寒い日と比較的暖かい日が交互に訪れるようです。
でも、風邪をひかぬよう、日々、暖かくしてお過ごしください。
今年も、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介・簡単なコメントや、
このメルマガは、平成14年(2002年)の10月から発行しているので、
過去と現在は、どのように違ってきているのか、の視点で書きたい、
とも考えています。
2015.10.1付けのメルマガ第138回で、
フィリピンのマニラ地域の所得階層と世帯月収
を紹介しました。
今回は、
フィリピン人海外労働者の送金額(フィリピン人の出稼ぎ金額)
を紹介します。
日本経済新聞の1月4日付の朝刊に、
フィリピン政府の発表として、掲載されたものを引用しています。
フィリピン政府によると、2013年末現在で、フィリピンの人口の1割にあたる、
約1,023万人が、フィリピン国外で暮らしているのだそうです。
(1位は米国の353万人、2位はサウジアラビアの102万人、
3位はアラブ首長国連邦の82万人、4位はカナダ、5位はオーストラリアと
続きます。日本は、5位以内に入っていないです。)
フィリピン人は、英語も堪能なことから、世界中で看護師、技師、船員、ホテル従業員
等々として働いているそうです。
こうした人達は、
OFW(オーバーシーズ・フィリピ―ノ・ワーカーズ)と呼ばれているそうで、
フィリピン中央銀行によると、2014年の送金額は、
243億4,800万ドル(約2兆9,200億円)で、フィリピンの国内総生産の1割に
相当するそうです。
フィリピン自体も、経済成長をしていますので、
「貧困層の出稼ぎ」から、渡航費を自分で負担できる中間層が、
より収入の高い仕事を求めて渡航する例が増えているようです。
私も、仕事を通して、「うん、そうだな」と実感することもあれば、
「そうかなぁ?」と思うこともあります。
英語は堪能と言われているけれど、日本国内の同国人同士の会話は、英語ではないし、
普通の日本人よりは英語力はあるけれど、
言われるほど堪能なのかな?と思うこともあります。
確かに、高等教育を受けた人は英語が堪能ですし、主要産業の一つの観光に関しての、
ホテル・レストランの経営やマーケティングについての学士称号を得ている人も
見かけます。
でも、ハイスクールを卒業した若者(主に、日本国内に住むフィリピン人の親戚)を、
日本で働かせたい、という相談も時々受けます。
ですので、まだ、国民同士の格差や、考え方の違いもあるのだろうな、と思います。
順調に経済成長を遂げているし、フィリピン国民の平均年齢は、23歳とのことなので、
将来、もっと高等教育を受ける人が増えるのだろうな、と感じます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「ここ数年、メルマガで国際結婚の話をしないね」と思われている読者様もいる、
と思います。
そこで、
2002年9月から10月にかけて発行したメルマガを、現在の状況に修正して、
下記のサイトに、
「日本人男性とフィリピ人女性の結婚」として掲載しましたので、是非、お読みください。
http://mbp-japan.com/tokyo/orimoto
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、14年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
このメルマガは、まぐまぐを利用して発行しています。
登録は
http://www.mag2.com/m/0000097197.htm
よりできます。
VISA・在留資格研究会
行政書士 折本徹事務所
http://www.toruoriboo.com