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寺田淳

シニア世代が直面する仕事と家庭の問題解決をサポートする行政書士

寺田淳(てらだあつし) / 行政書士

寺田淳行政書士事務所

コラム

40代独身男 ~直面する問題とは?

2013年8月29日

テーマ:新橋事務所日記

コラムカテゴリ:法律関連

 湿気の差が明らかに判るようになってきました。
日差しは夏ですが、少しづつ秋の気配が感じられませんか?

 こんにちは!
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の
寺田 淳です。

 今回は私も関係している「独身男」についてです。
独身にも2通りありますが、「また独身」ではなく
「まだ独身」の40代について、書いてみました。

 最近の国勢調査によりますと
40~44歳の未婚男性の比率について
2000年では未婚率は18,7%でした。
2005年では21,9%に。
2010年には実に27,9%、
約3人に一人が独り者、という訳です。

 「まだ独身」にも
結婚したいのに実を結ばない「まだ」グループと
サラサラその気なしの「まだ」グループに分かれます。

 背景は関係なく、独身であるが故の問題として
あげられる中での筆頭は「侘しさ」だそうです。

● 病気の時に看病してくれる人がいない
  ~これは、私の周囲での情報収集では
    若いうちに結婚を決めた理由の上位がこれでした。

   知人もいない一人暮らしの赴任先で病気やケガで 寝込んでしまった。
  この時に 当時付き合っていた 恋人未満の彼女が見舞いや看病に来てくれた。
  結果、その時の安ど感から今までの 恋人未満から
  一気に「天使に昇格」し、プロポーズしたとかです。

   または、孤独の病床がトラウマとなり、
 一気に結婚願望が高まり、積極的に婚活を開始した等。

  ~私の場合、たまたまそんな大病をしていないので
  天使にも会えず、アクティブな行動にも奔りませんでした。

● 休日に一緒に旅行に行く相手がいない。
  ~これは異性に限らず、40代ともなると
   大半の同期や同級生は結婚し 家族を持っているためです。

● 孤独死のニュースを見たとき
● 外食の際、親子連れが隣にいたとき
● 自宅で一人で食事しているとき
● 休日に一人で行動するとき
  ~この4項目は、私に言わせれば、何を今さらです。
   独身を通しているなら 当然覚悟するべき内容です。

● 夜、帰宅時に暗い部屋に入るとき
● 冬場に冷え切った部屋に帰るとき
  ~この2項目も病気で寝込んだに次いで、結婚を決めた理由の上位です。


 これらの内容から見えてくるのは
40代独身男の問題としては孤独感に拠るところが大であるという事です。

   自分の誕生日を祝ってもらってない。
   休日に話し相手がいない。
   既婚者の友人と年々疎遠になっている。
   休日を持てあます。

 特にこの中で要注意なのが
プライベートな時の話し相手がいないという問題で
これは、後年の認知症リスクを高める要因だそうです。

 社内外に幅広い人脈を持つことは
独立・起業に加え、健康面でも大きな意味を持つのです。
 また、こういう人恋しいタイプが、
以前紹介した悪質商法のプロ?の被害者になるのもなんとなく理解できませんか?


  さらに耳の痛い話が続きます。

 40代の独身となるとまず食生活は
自分の好きなものばかりに偏りがちです。
誰も注意してくれないからです。
結果、不健康な身体に落ちぶれる。

 さらに、身だしなみに無頓着になってきます。
誰からも何も言われなければ、そうなりますね。

 服装やおしゃれに 無頓着になれば
当然女性との出会いも確実に減少します。

 女性の話が出たので結婚に関して触れてみます。

 40代まで独身で来ても何かのきっかけで一念発起し、
俄然婚活に目覚める人も多いようです。

 この場合、相手に求める条件として
「趣味が合う人」というのがあります。
 ですが、40代になれば 趣味の範囲も広く浅くから
より深くを求めるようになっています。

 例えば映画鑑賞にしても、
若いうちはSFものなら 何でもOKから、
40代になると監督に拘る、役者に拘る等
自分の拘りが重要項目になっているのです。

 相手の年齢にも拠りますが、
ここまで合致する相手に 巡り合える確率は
相当低くなります。

 ましてや、これに加え
芸能人の誰それがタイプ
年齢の上限の設定(概ね、20代女性を好みますね)
さらには、共稼ぎが条件など
身の程知らずの要求が追加される場合が相当数あるという事です。

 また独身主義に後悔無しという場合でも
ビジネス面でも40代独身男特有の問題は避けて通れません。

 重複する問題ですが、
服装や身だしなみの無頓着は
得意先や社内においてもマイナスイメージに直結です。

 さらに毎回とは言いませんが、
転勤や休日出勤の要請の際に
独身者は「家族に負担かからない」からと、
いの一番に打診される場合は多いようです。

 また、管理職への登用の場合も
家庭を持つ世帯主なら相手を思いやる事が出来る、
気ままな独身者では相手にまで気が及ばないのでは?
と勝手な判断を下される場合もあるようです。

 個人的経験ですが、
私自身が当時の会社の上司に 言われたことがありました。
  「主任になったのだから、信用を得るために結婚を考えろ。」
  「係長で独身なのは君くらいだ、所長になりたければ結婚しろ。」
  「所長なんだから、いい加減身を固めろ!」
  「課長で独身なんて見たことが無い、何か問題でもあるのか?」

 ~次第に、口調も尖鋭化してきたのを記憶してます(汗)



  独身貴族
 優雅なシングルライフ
  給料全て自分のお金
等と言う、脚光を浴びる一面がある反面
上記に挙げたような暗い暗い一面もあるのです。


 結局は、自分の責任で選んだ人生の歩み方です。
流れにのってとか、なんとなくという雰囲気で
独身生活に浸ってきた貴方にはこれからは 厳しい人生を
覚悟することになります。

 過去を悔いる暇があるなら
今の状況で一番楽しめる人生を 考えていきましょう。

40代の独身の貴方は、今の立場を楽しめていますか?

この記事を書いたプロ

寺田淳

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寺田淳(寺田淳行政書士事務所)

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