夏期講習24th(2026)言問学舎・併願優遇とは何か?

小田原漂情

小田原漂情

テーマ:総合学習塾・言問学舎

 夏休みが近づいています。以前から高校入試の仕組みは幾度か記事にしていますので、その中の「併願優遇」についても、近年は当然のことのように書いていることが多かったと思います。

 しかし初めて高校受験に臨まれるご家庭では、「併願優遇って何?」と感じられる方もあるでしょう。今日はその仕組みについて、お伝え致します。

 仮定のこととして、ここに都立A高校第一志望のB君がいるものとします。彼の一学期の通知表の評定は、5教科24、4教科19、9科計43の堂々たるものでした(本日現在、まだ通知表は渡されていません。すなわち「仮定」です)。二学期さらに頑張って、日比谷でも西でも、自分が行きたいところを受けなさい、と誰からも言われています。

 しかし、たとえオール5の45の評定でも、都立に必ず合格するとは限りません。試験当日には「魔物」がいる、とも言われます。実際に、「よほどのことがなければ大丈夫」と言って送り出し、当日その「よほどのこと」となってしまって、涙をのんだ受験生もいます。

 もし、B君が内申が十分あることに自信を持ち、模試の結果などをも背景に「都立一本槍」で臨んだとして、合格発表の時に自分の受験番号(あるいは「合格」の表示)がなかったら、どうなるでしょうか。

 令和8年入試では戸山高校が1名募集で二次募集をしましたが(46名受験、6名合格の7.67倍)、ご覧の通りの高倍率ですし、そもそも二次募集は毎年あるとは限りません。

 また私立高の3月募集もあることはありますが、募集人数が少ないですし、自分に合った好きな学校を「選ぶ」余地はありません。それよりも、早くから準備して、併願優遇で「ここなら3年間通ってもいい」と思える学校を見つけ、そこで都立本番の前に合格をもらって、安心して最後の追い込みをした方がいいのです。

 この「安心して最後の追い込みを」というメンタル面への手当は、大変重要です。2月10日(当日発表)、11日、12日と、周囲の友だちの多くが「とりあえず入れる学校は決まった」と安堵を手に入れている中で、「自分だけ決まっていない、都立一発勝負だ」と取り残されるプレッシャーを、考えてみて下さい。併願優遇でなく、私立一般入試で併願先を押さえる手はもちろんありますが、一般だけで全部落ちたりしたら、ショックがある分一発勝負より悪い状態になるでしょう。

 そんなことにならないように、併願優遇で(ほぼ)確実に併願先を確保した方が、都立本番直前の約十日間を安心、集中して勉強することにつながります。言問学舎ではその意味で、よほどのことがない限り併願優遇を取るように勧めています。

 併願優遇を取る方法は、あらかじめ希望する高校の個別相談に参加した上で、12月15日に中学の担任の先生から相談をしていただき(単願推薦、併願優遇あわせて推薦相談といいます)、それが通ったら、2月10日から始まる各校の併願優遇入試を受験するという手順です。

 そして併願優遇をもらうためには、各校の定める内申基準をクリアする必要があります。だいたい、単願推薦の基準プラス1となっている学校が多いです。夏休みには各校とも学校説明会にあわせて個別相談の場を設けていますから、お子さんの意識をもり立てるためにも、ぜひ親子で参加なさって下さい。その際、1学期の通知表の評定が内申基準に近い数字なら、ぜひ持参して、見てもらって下さい。具体的なアドバイスや、「頑張ってぜひうちに来て下さい」という、お子さんにとってこの上ない激励の言葉も(多くの場合に)いただけるはずです。

近影

 併願優遇のあらましは、こんなところです。言問学舎の塾生には、個人個人に対してさらに具体的、かつ綿密にアドバイスをするほか、ほとんどの学校について併願優遇の事前相談を致します。担任の先生からの推薦相談が「最後の手続き」だけですむように、こまごまとした受験指導を行ないます。

 このあとの夏期講習説明会は以下の通りの日程です。

◇夏期講習説明会ご案内

7月9日(木)   14時00分~
7月11日(土)  10時50分~ / 13時00分~ 
7月14日(火)  14時00分~
7月16日(木)  14時00分~

※所要時間は各回とも50分程度を予定しています。予約不要、当日飛び込み参加可ですが、全体説明後の個別相談は予約を含む先着順となります。また、土曜日の説明会日程でご都合の合わない方は、平日に個別相談の形で対応を致します。お気軽にメール・電話でご相談下さい。

 多くの方のご来塾をお待ち致しております。大学受験生(総合選抜を含む)も、夏休み前から動くことがきわめて重要。小学生から高校生まで、幅広い層の方をお待ち致しております。ご不明な点などありましたら、メールまたは電話で、お気軽に言問学舎舎主・小田原漂情までおたずね下さい。お待ち致しております。


国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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小田原漂情
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小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

<真の国語>とは?正解を見つける力ではなく、文章の本質を読みとり、自分の身に引きつけて、生きた考えを組み立てられる力のことです。それをすべての生徒が「わかる」ように、かつ「楽しく」指導します。

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