国語の勉強とは?‐受験に向けては1年が順当です

小田原漂情

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テーマ:国語

 1月23日月曜日は、東京都立高校推薦入試の願書提出日でした。この推薦入試は、明日と明後日、26日・27日に実施されます。また20日金曜日は都立中高一貫校の願書提出日であり、こちらは2月3日実施です。間もなく一部大学の一般入試も始まり、2月1日からは私立中入試も開幕。いよいよ今年の入試シーズンも、佳境に入ってゆきます。あとほぼ1ヶ月で、都立高校の一般入試と国公立大学の二次試験が実施され、東京都内の入試はピークの時を迎えます。私ども受験指導をする立場の者は、当日までやるべきことをすべてやり、前日受験生を帰宅させると、最後は「祈りの境地」に入ります。

 「祈る」というのは、最後の心がけです。それ以前に、祈る必要のない「学力」をつけさせるのが、私ども受験のための教育機関の義務と実力であり、また受験生諸君にとっては、そのために「自分ができること」を徹底してやり切ることが、最善の手立てであります。

 しかし、「結果」というものは、必ずしも、受験するすべての人が願うとおりになるものではありません。150人が合格者である試験を450人が受験した時、合格するのは3分の1の150人です(都立高校など、「合格者をふくらませない」入試の場合です)。最後の最後は、受験生自身の当日の体調や精神状態、そして出題される内容(得意分野か否か)など偶然の要因も大きいので、「祈る」部分が生じるのも、ある意味必然的なこととなるのです。

 そんな中で、「国語で得点を稼げること」は、受験を成功させる大きなポイントであるというのが、わたくしと言問学舎の持論です。今年の大学入試センター試験の国語では、小説と漢文で、少々受験生の意表を衝く文章が出題され、平均点が大きく下がりましたが、多くの場合、国語は文章の読み方と選択肢の選び方が身についていれば、大きく失敗することはないものです。

 もちろんそのためには、まず文章を読む力がきちんと備わっていなければなりませんし、出題される場合は文法なども、しっかり理解できていないといけません(都立高入試では、文法はほとんど出題されません。大学受験で古文を受ける場合には、当然ながら文語文法は必須、中学受験では、文法は受験校で出題される範囲までで十分です)。時間内に高得点をマークするためのテクニックと実戦感覚は、直前2、3か月ほどで鍛え上げますが、「総合的な国語力」を身につけてもらうためには、やはり1年以上は、欲しいところです。

 そうした意味では、現高校2年生のみなさんは、ちょうど今ごろからきちんと国語の勉強をはじめるのが、不足なく総合力が仕上げられるタイミングとなります。中学2年生も同様、小学5年生は、すこし遅いように思われるかも知れませんが、「国語の何たるか」を身につけて得点力を上げるためには、1年あれば十分です(受験の結果だけなら、半年で出しています。ただし、ある程度の期間で効果が出る学びでもありますから、焦りは禁物です)。

 こうした言問学舎の国語指導の秘訣は、来る1月28日土曜日実施の第1回入塾説明会で、余すところなくご案内させていただきます。当日ご都合の合わない方は、個別面談を設定致しますので、ご遠慮なくご相談下さい。

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小田原漂情
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小田原漂情
専門家

小田原漂情(学習塾塾長)

有限会社 言問学舎

自らが歌人・小説家です。小説、評論、詩歌、文法すべて、生徒が「わかる」指導をします。また「国語の楽しさ」を教えるプロです。みな国語が好きになります。歌集・小説等著書多数、詩の朗読も公開中です!

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