小学生の親御さん必見!「だれでもできる読書感想文の書き方 その③本文の書き出しまで」
前回(3/7)、「心」からのアプローチが国語力を向上させることをお伝えしました。具体的にその方法をご案内するのが目的なのですが、もう一回だけ、補足的に序論の続きを述べておきたいと思います。
「心」からのアプローチというと、その「心」とは、物語を読んで「感動」することだ、と受け取られることが多いです。実際、「文学の目的は、結局読者の心情を動かすことにある」(山本健吉)という言葉もある通り、心情をあらわす「心」の動きによって国語の何かをつかんでくれれば、それに越したことはないのですが、ただそこに限定してしまうと、国語力を向上させることも、文学を受け入れる人だけが対象になってしまいます。
これでは、多くの子どもたちに国語を好きになってもらい、国語力を向上させることにはつながりません。ですから、私が「心」からのアプローチで国語力を向上させるというのは、その「心」をもっと広義にとらえているのだということを、申し上げておきます。
すなわち、ここでいう「心」には、好奇心の「心」、探究心の「心」、そして関心の「心」が含まれるのです。子どもの関心のおもむくところ、すべてが国語への入り口です。なぜなら、関心を向けた対象について、誰しも言葉でそれを認識し、考察してゆくのですから。このチャンスをつかまえ、言葉を用いることによって「心」を動かし、その動くエネルギーの力で国語の仕組みをとらえさせて行く、これが「心」からのアプローチで国語力を向上させることにほかなりません。
そして、この手法ではすべての子が、国語力を伸ばす機会に恵まれます。何かに夢中になれる時、誰でもたくさんのことを吸収します。そのきっかけを作ることがむずかしいので、ご家庭ではなかなか「国語を教える」ことができないかと思います。でも小学生は特に吸収が速いので、きっかけさえ作ってあげれば、どんどん伸びて行くものです。
また、黙読ではなく音読が、効果的です。いやいややらされる音読でなく、楽しくメリハリのある音読をすることで、脳の働きも活発になり、気づかなかったことに気づくなどのメリットも得られます。
これらをバランスよく組み合わせることで、お子さんたちの国語力は見違えるように向上します。ひきつづき、国語の勉強法についてご案内させていただきたいと思います。
「心」からのアプローチが、国語力を向上させます。
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国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
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