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小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

センター試験まであと5日!国語で得点アップを!現高2の方もお読み下さい

2013年1月13日 公開 / 2013年1月19日更新

テーマ:国語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 センター試験本番まで、今日を除くとのこり5日となりました。みなさんそれぞれ、過去問や予想問題を解くことで、最後の得点アップをめざしておられることでしょう。

 ところで、「国語」については方策がないと、ただ数を解くだけの学習になってしまってはいませんか?
本コラムでは継続してセンター国語の解き方をお伝えしてきましたが、ここで今一度、的を絞って最後の詰めの仕方をお教えしたいと思います。

①選択肢の「絞り込み」
 5つある選択肢で、前段が2種類に分類されるものがあります。①と④は事象Aに対して肯定的、②③⑤では否定的、といったパターンですね。こうした設問では、最初に①④、②③⑤とグループ分けし、その正誤を見きわめてから、後段の吟味にうつりましょう。そして最終判断では、よく本文と照らし合わせ、必ず文中で述べられている(「あてはまらないもの」を選ぶ場合はその逆)選択肢を正答としましょう。

②選択肢の「正誤」の見きわめ
 再三にわたってお伝えしてきた内容です。赤本、青本、また予想問題集等でも、すべて「誤答」の根拠が「ここが本文と一致しない」などのように示されています。あと5日とせまった今の段階では、とにかく解き終わった問題の、この「誤答の根拠」を本文と照らし合わせ、誤答を消去する方法を身に着けて下さい。内容判断の選択肢問題は7点~9点の高配点ですから、これができればすぐ15点、20点と得点力がアップします。

③安易に決めない、粘り強く
 80分間で評論、小説、古文、漢文の4題を解くのは大変です。しかしだからこそ、1問1問を粘り強く解くことが求められます。センターの設問は、ほとんど根拠がはっきりしていて、あいまいなものがありません。「これでいいか」というような決め方をせず、とにかくしぶとくかみついて、根拠を見つけて下さい。基本的に見直しの時間はありません。また見直しをするより、1問1問じっくり解く方が、確実に高い得点につながります。

④解く順番とペース配分
 これも既報です。

古文が得意な人は、第三問(古文)→第四問(漢文)→第一問(評論)・第二問(小説)の得手・不得手
古文が苦手な人は、第四問(漢文)→第一問(評論)・第二問(小説)の得手・不得手→第三問(古文)

の順に解いて下さい。目標時間は、古文25分、漢文15分、現代文の得手15分、不得手20分。これで予備5分となります。

⑤文学史は出ても古文で1問、5点配点
 古文、文学史が得意な人は、この5日間、重要事項の確認程度の復習をして下さい。出れば確実に5点稼げます。得意でない人は、出ない場合もあるわけですから気にせずに。ただ、「古典常識」ぐらいは一通り目を通しておきましょう。過去、「源実朝の命による勅撰和歌集」という、「誤りを見つける」正答が出た例もあります(「勅撰」和歌集は天皇、上皇の命によるもの)。

 では、みなさんのご検討をお祈り致します。のこり5日間を有効に使い切って、良い結果を勝ち取って下さい。

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