今こそ、生きる意味を!英語プレゼンは【体験価値】の表明
日本語禁止の英語グループワークが可能に!
日本語は、外国人が学ぶのに最も難しい言語の一つとされている。
したがって、日本で英語を教えているいわゆるネイティブの講師で、日本語の、読む、聞く、書く、話すが自然にできる講師は希である。
私の知り合いの、日本在住15年のアメリカ人教師も、彼の妻が日本人であるにもかかわらず、日本語は未だ3歳児並みである。
外国人は、まず、表記自体が、ひらがな、カタカナ、漢字と3通りあることに閉口し、ひらがな、カタカナまではなんとか辿り着いても、漢字に至り、概ね降参するようだ。
日本語において、漢字は書き言葉だけでなく、それを理解しなければ、まっとうな大人が発する話し言葉もままならないのである。
一方、日本人の英語教師はどうか?
おそらく、大半が、日本の受験だけに役立つ「受験英語教師」であり、コミュニカティブな英語を教えられる教師は、やはり少ないであろう。
そもそも、日本人で英語を自在に操れる人たちはビジネスの最前線にいて、教育分野には身を置かないだろう。
よって、日英バイリンガルの英語教師は、世界的に希少ということになる。
その点、今年からゲスト講師として当会に入ったまだ18歳の女子学生、フィリピン出身のクラッツ・チャーリーは、その世界的に希少な日英のバイリンガル講師の一人といえる。
英語がネイティブの彼女が、自然に日本語を話せるだけでない。
私がまず驚いたのは、彼女が書いた履歴書における、日本語の文字の美しさである。
下記、英検1級ホルダーであることをご本人が著した履歴書の箇所だ。↓
両親のビジネスの関係で、小学生の頃、フィリピンから来日したチャーリーは、まず、日本に来たからには、「日本人以上に、日本語を上手になろう!」と心に決めたという。
現在、読み書きできる漢字は、約3000字に及ぶという。
英語を母語とする人々は、英語という世界の覇権語の便利さにあぐらをかき、他言語を一切学ぼうとせず、(その必要性が感じられないのだろう。)人生を英語のモノリンガル(単一言語話者)として過ごすのが一般的だ。
しかし、せめて日本で働いている、特に教育機関で働いている英語ネイティブの方々は、この少女の姿勢を見習って欲しいと切に思う。
英語と日本語は、発音から、文法構造、非言語表現まで全く違う言語であり、その違いを認識しなければ、日本語話者に効果的に英語を教えることはできないのだ。
チャーリーは、先日、日本の普通の私立女子校を卒業したばかりだが、スポーツ分野における心理学者になりたいという人生の目的もきわめて明確で、9月からその分野では世界トップのアメリカの大学に進学予定である。
同じ年齢の日本の若者と比べて、語学だけでなく、あらゆる面で成熟していると感じる。
国内にいながら留学並みの授業が可能に
このクラッツ・チャーリーと、小3までアメリカで過ごした帰国子女で、現在東大2年生の万代千尋先生の、優れた、若きバイリンガル講師の2名がアシストに入ったおかげで、当会の中高クラスでは、様々な課題に関し、本格的なオールイングリシュでのグループ・ワークが可能となった。
(※トップ写真は、チャーリーを真ん中に、向かって左が万代先生、右が、中高クラスのリーダー格、AERAでもそのプレゼンが記事トップで紹介された篠川心音。)
それは、国内にいながら、当会のレッスン中は、まさに留学している状況を生み出しており、日本の中高の英語教育の現場では、稀な光景だと断言できる。
ところで、チャーリーは、中高クラスだけでなく、万代先生と共に、小学高学年のトランジッションクラスでもアシスト講師をしてくれているが(写真下)、初日に、下記のような感想を述べてくれた。
「こんな小学生たちが日本にいたんだ!日本の子どもは皆、無表情で、発言どころか、声さえ出さないってイメージでした。グループワークでお互いに助け合う様子も素晴らしいです。感動しました!」
スーパー・バイリンガル女子学生講師、チャーリーが絶賛するほどのGlobal kdisの生徒たちを、私は、心から誇りに思う。