「Global Warming」では不十分?子どもたちと始めた“気候変動ネーミング・プロジェクト”

豊田朋子

豊田朋子

テーマ:今週の授業(Global youth)

 お世話になっています。

 今年も5月とは思えない暑さが続いています。

 かつて日本には「猛暑日」という言葉はありませんでした。しかし、35℃を超える暑さが当たり前になり、その危険性を伝えるために「猛暑日」という新しい言葉が生まれました。

 また今年、気象庁が最高気温40℃以上の日の名称を正式に「酷暑日(こくしょび)」と決定しました。

 言葉は、現実を理解するためにあります。

 今、私たちが使っている言葉は、現実を理解するためにあります。

 そして今、私たちが使っている

Global Warming(地球温暖化)

という言葉は、果たして今の現実を十分に表しているのでしょうか。

「warming(暖かくなる)」という響きからは、危機感が伝わりにくいかもしれません。

 そこで現在、Global kids英語会では、中高生を中心に、

「Global Warmingに代わる新しい英語名を考える」

というプロジェクトを進めています。

 言葉を変えることで、問題の見え方も変わるからです。

 授業では、まず気候変動が私たちの生活にどのような影響を与えているかを考えます。

 生徒たちに投げかけた質問は次の二つです。

Question 1

Because of climate change, what activities are becoming more difficult for people today?

(気候変動のために、今、人々にとって難しくなっている活動は何でしょうか?)

Question 2

What activities do you think people may not be able to do in the future because of climate change?

(気候変動のために、将来、人々ができなくなるかもしれないことは何でしょうか?)

 という問いを投げかけます。

人は言葉を通して世界を理解します。

 だからこそ、「猛暑日」「酷暑日」とい日本語が必要だったように、次世代の子どもたちが気候変動の本質を理解するためには、

Global Warmingに代わる新しい言葉

が必要なのかもしれません。

 私たち大人が与えた言葉ではなく、これからの時代を生き伸びなければならない子どもたち自身が考える新しい言葉。

 スクール全体でアイデアを出し、投票で当スクールとしての新しい名称を決定、
次世代からの危機感、問題提起の意味も含め、このコラムやメルマガ、SNSで発表の予定です。

そのころは、最高気温40度以上の酷暑日が続いているかもしれませんね。

Global kids英語会代表
(株)ダイバース・キッズ代表取締役
豊田朋子
Global kids英語会
http://globalkids-eigokai.com/
Global youth英語会
http://youth.globalkids-eigokai.com/
朝日新聞系広告web豊田コラム
https://mbp-japan.com/tokyo/globalkids/column/

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豊田朋子
専門家

豊田朋子(英語講師)

株式会社ダイバース・キッズ / Global kids英語会

文字と音の法則で学ぶ「フォニックス教授法」をベースに、日本の子どもに欠けがちな発信力をはぐくむプログラムを実施。本格的な英語プレゼン大会で成果を発表。専門訓練を受けたプロ講師たちが熱意を持って指導する

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