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鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

呼吸を助ける1分ヨガ「血の働き」

鈴木寛彦

鈴木寛彦

テーマ:ヨガと東洋医学




「検査結果では、異常ありませんと言われました。でも、体調がよくないのです。」と不安を抱えた方が多くいることが、相談していてわかりました。原因がわからなければ、お薬もでません。しかし、漢方相談では、その原因を生活、食事、運動習慣、さらには、性格上から探し出します。そして、お身体に合った漢方薬をお出しいたします。
 不調の原因の1つに、血の巡りの悪さがあります。漢方では、これを「瘀血(おけつ)」といいます。なぜ血流がよくないといけないのでしょうか?それは、血液の働きを知れば、一目瞭然です。血液の働きは主に、6つあります。1.呼吸時の酸素、二酸化炭素の交換、2.栄養や酸素の運搬、3.ホルモンの運搬、4.免疫機能、5.体温調整、6.体内のいらないものを回収、排出することです。
次に血流を悪くさせるものは何でしょうか?それは、1.無理なダイエット、食事の偏りによる栄養不足、2.運動不足、3.ストレスです。
 今回、ヨガとの関連性の高い運動不足についてお話いたします。血液は、体温調整をするとお伝えしましたが、その体温調整のためには、ある程度の筋肉量が必要です。また、筋肉量が少ないと全身に血液を隈無く流すことができません。心臓から勢いよくでた血液は、身体の所々で筋肉の収縮により流れを止めることなく進んでいきます。しかし、その筋肉がないと隅々まで血流が流れにくくなります。特に大きな筋肉が集中している下半身の筋肉量が必要となります。
 今回は、下半身の筋肉を鍛え、足の引き締めにも効果のある「いすのポーズ」を一緒に行いましょう。
①まず、足を閉じて立った姿勢から始めます。腰に手をあてて、お腹に力をいれます。
②腰から上は姿勢を保ったまま、膝を曲げ、お尻を後ろに引きます。
 かかとに重心をのせ、ひざがつま先よりも前にでないようにします。
ここで呼吸をゆっくり3回行います。呼吸をゆっくりでき、余裕のある方は、両手を耳の横まで上げましょう。
 これが難しい方は、壁に背中をあてて、ひざが90°になるところまでお尻をさげます。このままゆっくり3回呼吸を繰り返します。
私は、この壁に背中をつけたまま行う椅子のポーズを歯磨きをしながら行っています。足が引き締まり、身体が温かくなるのを感じられます。ぜひ、毎日の隙間時間に取り入れてみてください。

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鈴木寛彦
専門家

鈴木寛彦(薬剤師)

不妊専門 むつみ薬局

不妊相談に特化。個人個人の体質や体の状態に合わせて、ベストな漢方薬を処方する。卵管閉塞や多嚢胞性卵巣症候群と診断された人が妊娠した例もある。半年から1年で妊娠する人も多い。

鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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