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鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

呼吸を助ける1分ヨガ 「気をめぐらす」

鈴木寛彦

鈴木寛彦

テーマ:ヨガと東洋医学



先日NHKの番組にて、合気道の師範が、呼吸法についてお話していました。人はいきなり大きな音が近くで鳴ると、ストレスを感じます。しかし、呼吸をゆっくり深く長く行っている時には、同じ状況に出くわした場合でも、ストレス度が減少するというものでした。
私は、それを聞いてすぐに納得しました。なぜかというと、同じ経験を日常生活で体験していたからです。その体験とは、親に大声でなにか言われたとき、「うるさいなぁ」「わかってるよ」とかなりのストレスを感じます。こんな経験は、私だけではないはずです。しかし、同じ状況にも関わらず、その大きな声を右耳から左耳へ受け流すことができる時があります。(受け流すことがいいことか、悪いことかはわかりませんが、、、)それは、ヨガをしている時です。ヨガをしている時、必ず呼吸は深くゆっくりしているからです。
ストレスの根本が取り除けないとしても、自ら回避する術を身につけることはできます。それが、深い呼吸です。
身体をめぐる“気”の通り道
 本日も、呼吸を助ける1分ヨガをお伝え致します。身体を動かして、心も身体もストレスを受け流せる環境をつくりましょう。
 今回は、背骨をしなやかに動かし、身体に空気の通り道をつくります。空気を通しやすくすると、漢方でいう“気”もめぐりやすくなります。気が上に衝き上がると、頭痛、めまい、動悸などが起こります。このとき漢方では、桂枝+甘草を使います。また、原因不明ののどのつまり、胸のつまりには、蘇葉(紫蘇の葉)や陳皮(みかんの皮)などの気を発散するものを用います。
 それでは、身体をゆっくり動かして、背骨の一骨一骨の間にスペースをつくるつもりで行っていきましょう。
まず、準備として、椅子に浅く姿勢よく座ります。手を胸の前で組み、手のひらは自分の方に向けます。
①鼻から息を吸って、手のひらを天井に向け、頭上へ上げ、胸を開きます。
②鼻から息を吐いて、手のひらを自分の方に向け、胸の前に戻し、手の甲を前に押し出すようにして背骨を丸めます。
③息を吸って、手のひら自分のほうに引き戻し、①へ。
①~③を3回繰り返します。吸う息、吐く息は10秒ずつ行います。この10秒が、短いようで長く感じる方がいらっしゃると思います。普段それだけ、呼吸のリズムが速く、深くできていないことに気づかされるでしょう。その場でぜひお試しくださいませ。

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鈴木寛彦
専門家

鈴木寛彦(薬剤師)

不妊専門 むつみ薬局

不妊相談に特化。個人個人の体質や体の状態に合わせて、ベストな漢方薬を処方する。卵管閉塞や多嚢胞性卵巣症候群と診断された人が妊娠した例もある。半年から1年で妊娠する人も多い。

鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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