月経前症候群(PMS)と不妊症薬草「柴胡」の話
不妊症で、子宮外妊娠で左の卵管を切除した方が左の卵巣から排卵した卵(専門医によるエコーで確認)で自然妊娠(6ヶ月服用)された症例があり、それを読まれたお客様が2月に同じように妊娠され、来月9月にご出産予定である。
症例1 不妊症歴2年 29歳 女性 身長162㎝ 体重48kg
体質: 中肉中背、イライラしやすい、よく笑う、やや手足の冷え、お風呂は短い、足のむくみ、大便1日1回、頭痛、唇の乾燥(冬)、首肩凝りストレスによる胃痛、ガスが良く出る、腰痛、生理痛、生理不順(40-45日周期)、酸味、甘味、塩辛いものを好む、睡眠時間6時間、運動は特になし、当帰芍薬散(ツムラ)服用中。
既往歴: 子宮外妊娠で左卵管切除 急性胃炎、蕁麻疹
家族歴:甲状腺腫(母親)
舌診:湿潤して微白苔、舌深静脈やや怒張
経過
当帰建中湯(自家製芍薬7.2g、自家製当帰5.0g、ベトナムNo1桂枝3.6g、国産古生姜3枚、河南大棗3.6g、内蒙古甘草2.4g)服用後30日便の出がスムーズになり、頭痛、生理痛、腰痛が改善、同薬方で40日後自然妊娠した(8週2日)。病院より左で排卵したのは間違えないとのことで、右の卵管采がキャッチして着床した。