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鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

漢方を楽しくする煎じ器のいろいろ

鈴木寛彦

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テーマ:漢方薬@基礎知識講座




漢方薬には多様な剤型がありますが、元来は煎じ薬といって生薬を煮出して煎じたものが基本となる飲み方でした。
煎じ薬は、煮出す手間もさることながら飲みやすく加工されていないので、場合によっては味や匂いによって飲みにくく感じることがあるかもしれません。

しかし、漢方薬の効果を最大限に引き出し、その恩恵を受けるにはこの煎じるという作業が大切な役割を果たすのです。


初めてだと少しだけ敬遠してしまいそうな煎じ薬。せっかく煎じるのであれば、容器にこだわってみるのはいかがでしょうか。

例えば、煎じ薬は土鍋で煮出すことが多いのですが、手軽に各家庭のホウロウ鍋やステンレス製の鍋で作っても問題ありません。
また、生薬が煮出されている様子を見ながら、丹精込めて作ろうとするのであれば、ガラス器で中を見通せるようにするのもいいかもしれません。
生薬によっては花が開いたように見えることもあるので、それもまた一興ですね。


しかし、ここで注意しなければいけないのが金属の鍋です。
鉄や銅、アルミ製の鍋を使うと十分な効果が得られないだけではなく、煮出しているうちに金属成分が溶け出し、漢方薬との相互作用で身体に影響を及ぼす場合があります。
どのような影響が出るのか、詳しく検証されておらず解明されていない部分もありますので、これらの材料でできている鍋は避けるようにしましょう。


煎じ薬が一番とはわかっていても、やはり毎日のこととなると面倒で・・・。という方もたくさんいるかと思います。

でも、そんな気持ちを汲み取って最近では、漢方薬の自動煎じ器も多く販売されています。これらは煎じる時間を設定できたり、適した火力で煎じることができたりと、非常に便利なものが数多くあるので自分に合ったものを手に入れることができるでしょう。

また、自動煎じ器は火を使わず電気ポットのようにずっとついている必要がないので、忙しい時間帯にも便利です。さらに、吹きこぼれなどを心配する必要がないのも嬉しい限りです。

多機能にみえる自動煎じ薬。お値段は様々ですが、だいたい2万円以内のものが多いようですね。


忙しい平日は自動煎じ器で、ゆっくりと過ごせる休日には土鍋やガラス器を使って香りを楽しみながら煮出していくという使い分けをしてみてもいいかもしれません。

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鈴木寛彦
専門家

鈴木寛彦(薬剤師)

不妊専門 むつみ薬局

不妊相談に特化。個人個人の体質や体の状態に合わせて、ベストな漢方薬を処方する。卵管閉塞や多嚢胞性卵巣症候群と診断された人が妊娠した例もある。半年から1年で妊娠する人も多い。

鈴木寛彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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