コラム
卵巣チョコレートのう腫と漢方薬…35歳の女性
2018年6月22日 公開 / 2021年3月1日更新
30歳を過ぎたころより、生理痛がひどくなり、度々不正出血が出るようになったといいます。病院で検査を受けたところ、右の卵巣が約6㎝、左の卵巣も4.5㎝になっており、チョコレートのう腫と診断されたといいます。これ以上大きくなると手術をするといわれ、その前に漢方を試したいとご相談に見えられました。体質は、顔色赤くのぼせ気味、吹き出物がいくつかあり、足は冷えます。大便は4~5日に1回、生理痛はかなりあり、1日2日目までロキソニンを飲んでいるといいます。
漢方薬の折衝飲(煎じ薬)を調合。飲み始めて1か月後、大便が2日に1回出るようになり、吹き出物が減ってきたといいます。さらに1か月後、生理痛が以前より楽になったといいます。そのまま折衝飲を継続してもらい、半年が経ったころにはロキソニンはいらなくなり、不正出血はなくなってきたといいます。その後、病院で検査をしたところ、右卵巣が4.2㎝、左卵巣が2.8㎝まで小さくなっているとのこと。さらに折衝飲を服用し、半年後の検査を受けたところ、右卵巣3㎝左卵巣2.5㎝となっていたといいます。その後も漢方薬を継続されていますが、のう腫は大きくなっておりません。
関連するコラム
- 今月のおめでた(子宮腺筋症)…41歳の女性 2018-08-17
- 漢方は自然なり・・・肩の力が抜けてご妊娠した例 2019-01-28
- おめでた(不育症)…36歳の不育症の女性 2022-03-28
- 男性不妊 2021-10-25
- 不妊症歴2年 29歳 女性 2019-07-03
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
鈴木寛彦プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。