「離婚したい」と「今の苦しさから逃れたい」は、同じですか?

平田えり

平田えり

テーマ:夫婦関係

「もう離婚したほうがいいのかな」

夫婦関係に悩んでいると、何度もそんな言葉が頭に浮かぶことがあります。

昨日は「もう無理」と思った。

でも今日は、相手が少し優しかった。

すると、

「もう少し頑張れるかもしれない」

と思う。

そしてまた傷つくことが起きると、

「やっぱり離婚したい」

と思う。

そんな自分に、

「私は優柔不断なのかな」

「結局どうしたいの?」

と嫌気がさしてしまう方もいます。

でも、少しだけ考えてみてほしいのです。

あなたが望んでいるのは、本当に「離婚」でしょうか。

それとも、

「今の苦しさから抜け出したい」

のでしょうか。

「離婚したい」の奥にある気持ち

たとえば、

「夫と離婚したい」

と思っている方に、

「何が一番つらいですか?」

と尋ねてみると、

いろいろな言葉が出てきます。

「何を言っても話を聞いてくれない」

「家族より自分のことばかり」

「何度お願いしても同じことを繰り返す」

「ありがとうも、ごめんねもない」

「もう何年も夫婦らしい会話がない」

「私が苦しんでいても気づいてくれない」

そして、その気持ちをさらに見ていくと、

「大切にしてほしかった」

「私の気持ちを分かってほしかった」

「一緒に家庭をつくってほしかった」

「愛されていると感じたかった」

という思いが見えてくることがあります。

つまり、

「離婚したい」

という言葉の奥に、

「本当は、この人と幸せになりたかった」

という悲しみが隠れていることもあるのです。

相手が変わったら、それでも離婚したいですか?

ここで、一つ自分に聞いてみてください。

もし明日から、

相手があなたの話をきちんと聞いてくれるようになったら。

傷つけたことを認めてくれたら。

家事や子育てを一緒にしてくれたら。

あなたの気持ちを大切にしてくれたら。

夫婦としてもう一度向き合おうとしてくれたら。

それでも、

「私はこの人と離婚したい」

と思うでしょうか。

もし、

「それなら、もう一度やり直したい」

と思うのであれば、

あなたが本当に望んでいるのは、離婚ではなく、

「今の夫婦関係が変わること」

なのかもしれません。

「変わっても、もう一緒にいたくない」と思うこともあります

もちろん、

「相手が変わったとしても、もう一緒に暮らしたくない」

と感じる方もいます。

それも大切な気持ちです。

長い間傷ついてきたことで、

もう夫婦として関係を続ける気持ちが残っていないこともあります。

大切なのは、

「離婚するべき?」

という問いだけを繰り返すのではなく、

「私は何に傷ついていて、本当は何を望んでいる?」

と自分に問いかけてみることです。

「離婚する・しない」の二択だけにしない

苦しいとき、人は早く答えを出したくなります。

離婚する。

離婚しない。

そのどちらかを選ばなければならないように感じることがあります。

でも、その前にできることがあります。

少し距離を取る。

夫婦の話し合い方を変える。

第三者に相談する。

自分の気持ちを整理する。

生活や経済面について調べてみる。

今すぐ結論を出さず、考える時間をつくる。

「今はまだ決めない」も、一つの選択です。

「子どものため」「お金のため」だけで考えていませんか?

離婚について考え始めると、

子ども。

生活。

住まい。

仕事。

お金。

親。

世間体。

いろいろな問題が出てきます。

もちろん、どれも大切です。

でも、そればかり考えているうちに、

一番大切なものを置き去りにしてしまうことがあります。

それは、

あなた自身の気持ちです。

「私はどうしたい?」

この質問を、自分にしてあげてください。

離婚を決める、その前に

私は、離婚を勧めるためにカウンセリングをしているわけではありません。

反対に、

「夫婦なのだから我慢したほうがいい」

と伝えるためでもありません。

離婚する。

関係を修復する。

少し距離を置く。

今はまだ決めない。

どの道を選ぶにしても、

大切なのは、

「誰かに言われたから」ではなく、「私はこれを選びたい」と思えること。

そのためには、まず自分の気持ちを知ることから始まります。

無料ワークを作りました

離婚について一人で考え続けている方のために、

『離婚を決める、その前に。後悔しないための10の質問』

という無料ワークを作りました。

「私は本当に離婚したい?」

「相手が変わったら、それでも離婚したい?」

「離婚したくない理由と、離婚できない理由は同じ?」

「5年後も今と同じだったら、私はどう感じる?」

など、

離婚の正解を出すためではなく、

自分の本当の気持ちを見つけるための10の質問です。

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一人で同じことを何度も考えてしまうときに、使ってみてください。

「どうしたらいい?」を、「私はこうしたい」に。

夫婦・家族関係と人生の選択を支えるカウンセラー
平田えり

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平田えり(カウンセラー)

NPO法人M-STEP

自身もステップファミリーやシングルマザー当事者であるカウンセラーが、「100日間カウンセリング」を実施。自信を持って自分の行動を選べる人になれるようサポートをします。不登校の悩みにも対応しています。

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