離婚したいのに決められない。あなたが優柔不断だからではありません

平田えり

平田えり

テーマ:夫婦関係

「もう離婚したほうがいい」

そう思っているのに、なかなか決断できない。

相手に傷つけられるたびに、
「もう無理」
と思う。

でも、いざ離婚を現実的に考えると、
「本当にこれでいいのかな」
「後悔しないかな」
「子どもはどうなるんだろう」
と怖くなる。

そして、
「私は優柔不断なんでしょうか」
「覚悟が足りないのでしょうか」
と、自分を責めてしまう方がいます。

でも、
離婚を決められない=優柔不断
とは限りません。
離婚は、単純に「好き・嫌い」だけで決められる問題ではないからです。

どうして離婚を決められないのでしょうか?

離婚について悩んでいる人の心の中には、いくつもの気持ちが同時に存在しています。

「もう一緒にいたくない」
という気持ちがある一方で、

「本当は、もう一度やり直したい」
という気持ちがある。

「自由になりたい」
と思う一方で、

「一人になるのが怖い」
と思う。

「こんな関係を子どもに見せたくない」
と思う一方で、

「子どもから親を奪ってしまうのでは」
と不安になる。

気持ちが矛盾しているように見えても、不思議なことではありません。

離婚を決められない7つの理由

1.まだ愛情が残っている
たくさん傷ついた。
腹も立っている。

それでも、
「嫌いになりきれない」
ということがあります。

愛情が残っているから迷う。

それは自然なことです。

2.子どものことが心配
離婚したら子どもはどう感じる?
生活は変わる?
学校は?
親子関係は?

さまざまなことを考えれば、簡単に決断できなくて当然です。

ただ、
「子どものために離婚しない」
という答えだけでなく、

「子どもにとって安心できる生活とは?」
という視点から考えることも大切です。

3.経済的な不安がある
住む場所。
生活費。
仕事。
教育費。
離婚後の生活。

「気持ちとしては離婚したい。でも現実的に生活できるの?」
という不安があると、決断できなくなることがあります。

これは心の弱さではなく、現実的な問題です。

気持ちの整理と、生活の準備は分けて考えてみましょう。

4.一人になることが怖い
長く一緒に暮らしていると、
たとえ夫婦関係が苦しくても、
その生活自体が「いつもの生活」になります。

離婚後の未来は未知です。

人は、苦しいと分かっている現在よりも、分からない未来を怖いと感じることがあります。

5.「いつか変わってくれるかもしれない」と思っている
昔は優しかった。
付き合っていた頃は違った。
子どもが生まれる前は仲が良かった。

だから、
「いつか以前の相手に戻ってくれるのでは」
という希望を持つことがあります。

その希望があるからこそ、離婚を決められないこともあります。

6.楽しかった思い出もある
つらいことだけではなかった。
一緒に笑った。
旅行した。
子どもの誕生を喜んだ。
苦しい現在と、幸せだった過去。

その両方があるから、人の気持ちは簡単には割り切れません。

7.「私が決めていいの?」という怖さ
離婚は人生の大きな決断です。

「後悔したらどうしよう」
「子どもに責められたら?」
「私の判断が間違っていたら?」

そんな不安から、

誰かに、
「離婚したほうがいい」
と言ってほしくなることがあります。

でも、
人生の大切な選択だからこそ、
誰かに決めてもらうのではなく、自分で納得して選ぶことが大切です。

「離婚したくない」と「離婚できない」を分けてみる

ここで一つ、考えてみてください。

あなたが離婚しない理由は、
「離婚したくないから」ですか?

それとも、
「離婚できないと思っているから」ですか?

似ていますが、少し違います。

「まだ愛しているから離婚したくない」と、
「生活できるか不安だから離婚できない」
では、整理するべき問題が違います。

前者なら、夫婦関係について考える必要があります。

後者なら、仕事や住居、お金など現実的な準備について調べることで、選択肢が増えるかもしれません。

問題を一つずつ分けてみる

離婚について考えるとき、

全部を一度に考えないことも大切です。

紙に、
「気持ち」「子ども」「お金」「住まい」「仕事」
「相手との関係」「自分のこれから」
と書いてみてください。

そして、それぞれについて、
「今一番不安なことは?」
を書き出します。

頭の中に全部入っていると、
「どうしたらいいか分からない」
になります。

一つずつ外に出すことで、
「まずこれを考えよう」
が見えてくることがあります。

今、決めなくてもいい

離婚する。
離婚しない。

どちらかを今すぐ選ばなければならないとは限りません。

もちろん、安全面などから早急な対応が必要な場合は別です。

そうでなければ、
「今はまだ決めない」
という選択もあります。

その時間をただ悩み続ける時間ではなく、
自分の気持ちと現実を整理する時間にしてみてください。

「決められない自分」を責めないで

離婚を迷っているということは、
それだけ大切なものがたくさんあるということでもあります。

だから、
「私は優柔不断」
と自分を責める前に
こう聞いてみてください。

「私は、何を失うことが一番怖い?」

夫でしょうか。
家族でしょうか。
子どもとの生活でしょうか。
経済的な安定でしょうか。
今まで築いてきた人生でしょうか。

それとも、
「幸せな家庭をつくりたかった自分の夢」
でしょうか。

そこに、あなたが決められない理由が隠れていることがあります。

一人で考えても同じところに戻ってしまうときは

何か月も、
あるいは何年も、

「離婚する?しない?」
を繰り返している方もいます。

そんなときは、
答えを出すことより先に

「なぜ私は決められないのだろう?」
を一緒に整理してみることも一つの方法です。

離婚を勧めるためでも、結婚生活を続けるよう説得するためでもありません。

あなた自身が、
「私はこうしたい」
という答えを見つけるために私のカウンセリングがあります。

「どうしたらいい?」を、「私はこうしたい」にのお手伝いをさせて頂きます。

夫婦・家族関係と人生の選択を支えるカウンセラー
平田えり

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平田えり
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平田えり(カウンセラー)

NPO法人M-STEP

自身もステップファミリーやシングルマザー当事者であるカウンセラーが、「100日間カウンセリング」を実施。自信を持って自分の行動を選べる人になれるようサポートをします。不登校の悩みにも対応しています。

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