―― 忙しさの中で、自分とつながる時間が失われている 私の1日は、どれくらい“外の役割”で埋まっているだろうか?

内田梓

内田梓

テーマ:期待に応える自分を行きすぎてきたあなたへ

「期待に応える自分」を生きすぎてきたあなたへ


―― 忙しさの中で、自分とつながる時間が失われている
私の1日は、どれくらい“外の役割”で埋まっているだろうか?
朝、目が覚めた瞬間から、
私たちは「誰かとして」1日を始めています。母として。
父として。
上司として。
部下として。
専門職として。
パートナーとして。気づけば、
自分の名前よりも先に、
“役割”が動き出している。
そんな感覚はありませんか。

ふと立ち止まって、
こんな問いを自分に向けてみたことはあるでしょうか。


私の1日は、どれくらい“外の役割”で埋まっているだろうか?

1.役割は、あなたを守ってきた
役割を持つことは、悪いことではありません。

役割は、社会の中での居場所をつくり、
誰かとのつながりを与え、
あなたの存在を必要としてくれます。

「ありがとう」と言われる。
「助かった」と言われる。
「あなたがいないと困る」と言われる。

それは、確かなやりがいです。

特に、責任感が強く、誠実な人ほど、
役割を大切にします。

期待に応えようとする姿勢は、
あなたの優しさでもあります。

2.けれど、役割が多すぎると
問題は、役割そのものではありません。

問題は、

“自分として存在する時間”が
ほとんど残っていないこと

1日の中で、
誰の役にも立たなくていい時間は、どれくらいありますか。

何かを達成しなくてもいい時間。
評価されなくてもいい時間。
役に立たなくてもいい時間。

もし、その時間がほとんどないとしたら、
心が疲れてしまうのは、とても自然なことです。

3.“外の役割”で埋まると、何が起きるのか
役割が多くなりすぎると、
私たちは無意識に「機能する自分」になります。

やるべきことをこなす。
求められることに応える。
空気を読み、先回りする。

それは、とても優秀な働きです。

けれど、その状態が続くと、
こんな感覚が出てくることがあります。

何が好きだったのか、わからない
疲れているのに、休み方がわからない
「私」という感覚が薄い
一人になっても、落ち着かない
それは、

自分とのつながりが、少し遠くなっているサイン

です。

4.役割を下ろす時間は、怠けではない
役割を少し下ろすことに、
罪悪感を感じる人もいます。

「もっと頑張れるのに」
「私がやらなきゃ」
「休むなんて甘えだ」

そう思ってしまうのは、
あなたが責任を大切にしてきた証です。

けれど、役割を一時的に下ろす時間は、
怠けではありません。

それは、

“自分”という存在を回復させる時間

です。

5.ほんの5分でもいい
大きな休みを取らなくてもいいのです。

ほんの5分でもいい。

スマートフォンを置く。
何もしないで座る。
深呼吸をする。

「今、私は何を感じているだろう?」と、
そっと問いかける。

その時間は、
役割ではなく、
あなた自身に戻る時間です。

6.よくある心のQ&A
Q1.忙しすぎて、自分の時間が取れません。
A.
まずは「時間を増やす」よりも、
「今ある時間の中で、自分を感じる瞬間をつくる」ことからで大丈夫です。

Q2.何もしないと不安になります。
A.
それは、役割があなたを守ってきた証です。
少しずつ慣れていけば大丈夫です。

Q3.役割を手放すと、存在価値がなくなる気がします。
A.
あなたの価値は、役割だけで決まるものではありません。
存在そのものに価値があります。

Q4.一人の時間が苦手です。
A.
それは自然なことです。
まずは「完全な一人」ではなく、安心できる環境の中での静かな時間から始めましょう。

Q5.今さら自分と向き合う意味はありますか?
A.
あります。
自分とのつながりは、これからの人生の質を変えていきます。

7.人生の終わりに、思い出すのは
人生を振り返るとき、
どれだけ役割をこなしたかだけではなく、

どれだけ「自分として」生きられたかを、
私たちは思い出すのかもしれません。

忙しかった日々も、尊い時間です。

けれど、
自分の心に戻れた瞬間も、
同じくらい大切な時間です。

8.カウンセリングという、自分に戻る時間
もし、
忙しさの中で自分を見失っていると感じたら、

カウンセリングという場もあります。

そこは、役割を外していい時間です。


誰かのための自分ではなく、
“あなた自身”として存在していい場所

何かを成し遂げなくていい。
うまく話さなくていい。

ただ、あなたとして、そこにいていい時間です。

どうか、ひとりで抱えすぎないでください。


Amazing Grace
内田梓

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内田梓
専門家

内田梓(メンタルヘルスカウンセラー)

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発達障害、摂食障害、不登校から「やりたいことや気持ちをコントロールできない」といった悩みを抱える方まで、幅広いカウンセリング実績を持つ。数々の現場や理論で深めてきたカウンセリング術に定評がある。

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