コラム
乳がん 退縮 徳島市Yさま(60歳代・女性)
2017年6月10日 公開 / 2021年1月22日更新
7年前に左胸に乳がんが見つかり、摘出手術・抗がん剤治療・放射線治療を受け、良好に経過していたYさまでしたが、同じく左胸に癌が再発してしまったそうです。
その時点で既に「余命3ヶ月」との事でした。
私も患部を見せていただきましたが、目視でもハッキリと分かるくらいに、癌の塊が…
そんなYさまでしたが、どうしても成し遂げたい事がありました。
アメリカに留学している娘さんが、何かの研究で賞を受ける事になり、その授賞式が6カ月後に予定されているとのことです。
「出席して、娘の晴れ姿を見たい」
でも、余命3ヶ月ですから、常識的には絶対に無理…
「確約はできません。でも、可能性はゼロじゃない」
常識を外し、施術開始となりました。
施術は『気導術』です。
そして3回目の施術に来られた時でした。
奇跡とも思える事が起きていました。
癌の塊が、目視はもちろん、触っても分からないくらいに退縮していたのです!
油断することなくその後も施術を続けました。
そして6ヶ月後には、アメリカにて娘さんの晴れ姿を見る事が出来ました。
徳島に帰ってくるなり来院し、涙ながらに喜びを語ってくださいました。
その時の笑顔をいまだに忘れる事はありません。
その後のYさまですが、身内に不幸があったりして心労が重なり、それによる乳がんの急激な悪化を食い止める事ができず、半年後に他界されました。
最終的にはYさまの命を救う事はできなかったのですが、私的には「やれることは全てやった」と思っています。
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