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コラム
不動産投資の出口戦略
2015年4月10日 公開 / 2021年2月26日更新
数年前から一般の不動産投資家の方からも、
「不動産投資の出口戦略は重要」と言われだしました。
多額の物件を運用し数年後売却する不動産ファンドなどでは、
出口での損益予想が必要なのですね。
もちろん個人の投資家の人も出口戦略を検討しておくことは
良いことだと思います。
まあ確かに重要な部分ではありますが、そもそも一般の方は
別に売却しなくてもいいのです。
私自身も古い物件でも、
立地の良いものなどはそのまま持ち続けるつもりの物もあります。
自己資金の少額の初心者の方が、
そこまで深く考えてみても購入出来る物件自体が限れてきますので
あまり意味がないような気がします。
特に最近は、不動産投資を始めるかなり勉強してる初心者の人が
増えてきてますが、ずっと理想の物件を探している方も多いです。
例えば初心者の方の購入希望物件。
「8~12戸くらいで、入居率も良く、
駐車場もすべて有で間取りは2LDKくらい。リフォーム済で、
利回り12%以上で築15年程度で、積算価格高いもので、3000万円以内くらい。
また、出口戦略が確実な物件でお願いします。」
う~ん、なかなかないですね。
そのような物件があればだれでも買いますし
実際そんな売り物件ありませんよって、
お話しすることも多いのです。
出口戦略が取りやすい物件というのは、
売却時に売却しやすい物件。
次に買う方の融資が付きやすい物件。
また、更地にしてもすぐに売却できるような立地の物件。
などの事です。
売却時の不動産市況、金利、土地価格などによりどうなっているか
予想は難しいし、今の日本では通常、経年により物件価格は
下落していくものが殆どです。
特に長期間の出口戦略の分析というのは非常に難しいものです。
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