山門の腰壁ささら子下見板張りの材料を風にさらす
参道の石段
古いけれどまだそれほど痛んでいない石段を新しくしようという考えがあるようですが、
まだ使えるものを壊して造り変える必要を私は感じない。
古いものを大切に長く使っていくことの大切さを、お寺が皆さんに示すべきです。
古いから汚くて見苦しいなどという発想は捨てることです。
長く続いてゆくお寺は、新しいもの古いものが混在して当たらり前、
そこには今できた新しいものと100年前200年前300年前のものが整然と同居していることが自然なのです。
新しいものもやがて古くなり、以前からあったより古いものと違和感なく調和してゆくものです。