能舞台 橋掛かり
辰巳満次郎先生の敦盛。
沼津御用邸の庭で観ました。
原点に戻ったかのような芝のの上での文字通り芝居。
浜から打ち寄せる波の音が聞こえる中での敦盛は、彼が討たれた浜辺で見ているかのような想いにしてくれる。
恨みを乗り越えたところでしか安寧はないのだというメッセージはまるで現代の戦争の時代に訴えているようだ。
ウクライナもパレスチナも殺し殺され、人間の戦争は止まらない。
栗名月の月の光は世界中に同じように照らしているのに、同じ月の光の下で殺しあっている人間たちがいることを寒々と思う。



