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若山誠治プロは静岡新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

茅葺あずま屋 腰掛 下地窓

若山誠治

若山誠治

テーマ:茅葺あずま屋

腰掛の板はあえて不ぞろいの幅のものを使う。
言い方を変えれば、あえてそろえる必要はない。
手に入った材料でつくった。
あるいは、ありあわせの材料でつくった。
というような表現が妥当か。
そのほうが数寄屋としての詫びた風情がでるからという。

母屋を組んで材料が余ったから草庵を編んでみました、という言い方。
ちょっと見え見えかも知れないが、そんな言い方で数寄屋を人に言う。
そんな風に人に言えるような地味で詫びていて、ところがものすごく凝った美意識で貫かれていて。
そんな建物を作って楽しむ。

壁が崩れかかったようなあばら家だけど、実に清潔で、心が隅々まで行き届いていて、実に満たされる。
そんな庵でお茶でも飲みましょうか。










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若山誠治
専門家

若山誠治(一級建築士)

株式会社若山建築事務所 一級建築事務所 雨楽

日本建築を志して、お茶、お花、陶芸、能、あげくに小唄まで、ずっと修行の日々です。数寄屋建築の美しさは日本の気候風土の求めた理にかなった美しさです。数寄屋建築に暮らしてみませんか?

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