三人展の迎え花 まるさんかくしかく
柴山好恵さんののびんがた
琉球王朝によって大切にされた紅型のうつくしさを心から愛しているのだろうと作品から伝わってくる。
柴山さんの創る紅型はひたすらに柔らかく美しい。
インド、ジャワ、中国から伝わったとされるびんがたは、海のシルクロードをはるかに超え遠くヨーロッパギリシャにまで行き着く。南国の豊かな色彩の中に絡まるつる草の文様はまさに唐草文様だ。
南国の太陽を連想させる濃い緑と強烈な赤い花によって活けられた花は、びんがたに呼応して南の島の豊かな自然を表現している。
びんがたに添えられた南の島の豊かな緑と赤い花。