遺族会 忠霊塔の掃除と慰霊祭
連日のウクライナで起こっている戦争の報道を見ている。
子供を連れた女性や年寄りが人道回廊を伝って安全なところに逃れるという。
うまく逃げてくれることを祈りながら、第二次大戦のアメリカの日本の国民にしたことを考えている。
時代が違うとは言いながら、こと人道という見地から考えるとアメリカは本当に日本の国民に対して許されないことをしたのだと改めて思う。
女や子供や年寄りが普通に暮らしている都市の上で原爆を爆発させた。広島で。長崎で。
人口が密集している東京の、人々の逃げ場を塞いでおいてから集中的に焼夷弾をバラまいた。同じようなことは日本の国中の大小の都市で行われた。綿密に計算された虐殺。
戦争だからとはいえ、これは決して許されることではない。日本人に対してだけではないこれは人類に対しての大きな罪だ。
戦争を仕掛けておいて敗戦国になった日本はこのことについて口をつぐんでいるが、いつか清算しなければいけないことなのではないかと私は思う。
いつか外交の力で、アメリカに謝罪させること。これは日本人の悲願でなければならない。
ウクライナの戦場から逃れる人々の無事を祈りながら、逃げることもできずに無残に焼き殺された多くの日本人のことに思いをはせることを忘れてはならない。