山門の腰壁ささら子下見板張りの材料を風にさらす
ことしは何年かぶりに地持院に除夜の鐘を突きに行ってきました。
コンクリート製の鐘楼がだいぶ痛んでいたので昨年暮れに補修補強をさせていただいたので、今年は除夜の鐘を突かせていただこうと思った次第。
大鐘の荷重がコンクリートの梁に集中してその影響で屋根までにクラックが入っていた。
爆裂の補修だけでなく荷重の受け方を変える必要があった。
最初の計画では鉄骨の補強梁を入れるつもりだったけれど、錆などによるメンテナンスの事を考えて木梁を補強に入れることにした。木ならばメンテナンスがほとんど不要だから。
狭い屋根裏に太い木梁を入れるために、実物大の模型を作って入れてみたりした。
木梁のたわみは30mmに想定して、鐘を釣った状態でコンクリートの梁にわずかに触れるように設定した。鐘を釣った後確認したところまだ10mmの余裕があった。いずれ木梁のたわみが進んで木梁とコンクリートの梁が密着することがあるかもしれないが、今のところコンクリートの梁に荷重はかかっていない。安心です。
ということで私は除夜の鐘を安心して突くことができたのでした。めでたし。