特別な木の家 倉庫に眠っていた材料を使う
選び抜かれた特別な木の家
長年木材を集め続けた。
一人の木材に魅せられた男が、長年集め続けた木材が倉庫に眠っている。
娘さん夫婦が家を建てる時に男は、俺が集めた木材をふんだんに使えと言った。
娘さん夫婦は大工でなく設計事務所に依頼して家を建てたいとあちこち当たってみたが上手くいかず、最後に私の事務所に来た。
とにかく、お父さんと木材の話が出来る人でないと家づくりが進まない。
私は男に会いに行った。
そして、専用の倉庫に集められた木材の山を見、その良材を生かし、ふんだんに使った家造りを請け負った。
それから10年。
ある日娘さんから電話がかかってきた。
お父さんが倒れた。
その後も木材は増え続け、いまだに倉庫は木材で埋まっている。
お父さんの集めた木材を、何とか使ってほしいと娘さんは言った。
男の集めた木材はそのすべてが半端ではない。
私は、その半端ではない良材を生かした家を、木のわかる人たちに届けましょう、お父さんのために、と娘さんと約束した。
選び抜かれた特別な木で家を建てましょう。
数寄屋建築、茶室、民家、社寺、、、、
よく乾燥した良材が、市場では求めることのできない価格でふんだんに使えます。
倉庫に眠る長年集めた木材は、良く乾燥したほとんど節のない素姓の良い特別な木材ばかりです。
5寸角の丈三(4メートル)の無節の檜の柱。
大判のムクの板。
ムクの天井板。
大黒柱。
床の間材。
ふんだんに使っても4~5軒分は十分にあります。
大きな梁を現した高い吹き抜け。
むかしの民家でなくては見られないような材料の使い方も夢ではありません。
新しい感覚の木をふんだんに使った家。
趣味の邸宅。
数寄屋建築、茶室など。
人生の集大成のような住まい。
栄耀普請。
お寺の離れなどにも十分使えます。
運命的なよい材料との巡り合いがここにあります。
集めても簡単には集まらない材料ばかりです。
それが十分な乾燥材として倉庫に眠っています。
木の価値のわかる人のための家を私がデザインし、もっともよい使い方を考えて施工します。
日本の家の良さ、デザインの美しさ、住まいの文化を十分に生かした家を造りましょう。
市場ではなかなか手に入らない材料が、市場では手に入れることのできない価格でふんだんに使えます。
木材が無くなり次第この企画は終了です。