【引き算コーチング】変わりたいのに、変わらない経営。その理由は何だろう
こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です
・「自分には才能がないんです。」
・「能力がないんです。」
・「自信がないんですよね。」
コーチングをしていると、
そんな言葉を聞くことがあります。
本人は、そう思っている。
だから、何かをやろうとしても、
「自分には無理だろうな。」
「自分にはできない。」
そんなところから
考え始めてしまうんですよね。
でも、私はそこで、
少し気になることがあります。
本当に、ないんでしょうか?
そもそも、
才能って目に見えるものではありません。
能力も、
自信も、
机の上に置いて「はい、これです」と
見せられるものではない。
そう考えると、
「ない」
というのは、
どうやって分かるんでしょう。
実は、「ない」のではなくて、
「あると思えていないだけ」
なのかもしれません。
たとえば、
「あの人は話すのが上手だから、
自分には話す能力がない。」
「あの人は営業ができるから、
自分には営業の才能がない。」
そんなふうに、
人と比べて判断することがあります。
でも、ちょっと考えてみてください。
その人にできることが、自分にできない。
それは事実かもしれません。
でも、それだけで、
「自分には能力がない」
になるでしょうか?
そうではないですよね。
もしかすると、自分には、
その人にはない別の能力があるかもしれない。
・人の話を聞くのが得意かもしれない。
・相手の気持ちを察するのが得意かもしれない。
・細かいところに気づくかもしれない。
・コツコツ続けることができるかもしれない。
・一つのことを深く掘ることができるかもしれない。
でも、自分では、それを能力だと思っていない。
なぜなら、
自分にとっては当たり前だからです。
ここが、
結構大きいんじゃないかなと思っています。
自分にとって当たり前にできることは、
能力として認識しにくいんです。
「こんなの誰でもできるでしょう。」
と思ってしまう。
でも、他の人からすると、
「それ、私にはできないんですよ。」
ということだったりする。
私は、能力って、
ゲームのRPGに出てくる
パラメーターみたいなものに少し似ているん
じゃないかなと思っています。
例えば合計100の数値があり、
人によって、能力の配分が違う。
攻撃力が高い人もいる。
防御力が高い人もいる。
素早さが高い人もいる。
魔法が得意な人もいる。
回復が得意な人もいる。
全部が同じ人なんていません。
でも、だからといって、
「この人は攻撃力が低いから、
能力がゼロです。」
とはならないですよね。
どこかに、ちゃんと数字が入っている。
人間も、そんなものなんじゃないでしょうか。
ある部分では、人より苦手かもしれない。
でも、別の部分では、人より得意かもしれない。
それなのに、自分が苦手な部分だけを見て、
「自分には能力がない。」
と決めてしまう。
これって、ちょっともったいないですよね。
そして、自信も同じなのかもしれません。
「自信がない。」
というけれど、
自信そのものが
どこかに置いてあるわけではありません。
自分の中にあるものを、
「これは自信につながるものだ。」
と思えているかどうか。
そこにも、関係しているのかもしれません。
たとえば、10年間仕事を続けてきた人が、
「自分には自信がない。」
と言う。
でも、10年間続けてきたという事実はある。
お客様から何度も「ありがとう」と
言われているかもしれない。
難しい仕事を乗り越えてきた経験もあるかもしれない。
それなのに、
「自信がない。」
と思っている。
もしかしたら、自信が「ない」のではなく、
自信につながる材料を、
自分で見ていないだけ
なのかもしれません。
だから私は、コーチングの中で、
「あなたには才能がありますよ。」
と簡単に言うことはしません。
私が決めることではないからです。
それよりも、
「これまでに、できたことは何ですか?」
「人から頼られたことはありませんか?」
「他の人には難しいけれど、
自分には普通にできることはありませんか?」
「それって、本当に誰でもできることなんでしょうか?」
そんなふうに、一緒に探していく。
すると、
「あれ……そう言われてみると。」
ということが出てくる。
これが、私は大事だと思っています。
新しい才能を作るわけではありません。
新しい能力を足すわけでもありません。
もともとあったものに、
「もしかしたら、
これも自分の力なのかもしれない。」
と気づいていく。
それだけで、
少し見える景色が変わることがあります。
「自分には何もない。」
と思っているときは、何をするにも、
「ないからできない。」
というところから始まります。
でも、
「もしかしたら、
自分にもある。」
と思えたら、
「じゃあ、これを使って何ができるだろう。」
と考えられる。
この違いは、結構大きいですよね。
だから私は、
「自分には才能がない。」
「能力がない。」
「自信がない。」
と思ったときほど、
一度、
「本当にないんだろうか。」
と立ち止まってみてもいいと思っています。
ないのではなく、
あると思えていないだけかもしれない。
そして、「ある」と思えるものが
一つ見つかるだけで、
人は少し動きやすくなるのかもしれません。
私は、これも引き算コーチングの
一つだと思っています。
何か新しいものを足すのではなく、
「自分にはない。」
と決めてしまっている見方を、
少し引き算してみる。
すると、その後ろに、
「実は、もう持っていたもの」
が見えてくることがあります。
その人がもともと持っていたものを、
その人自身が見つける。
私は、そんな瞬間が結構好きなんです。


