子育て通信簿はまだ先の先 思春期前の子どもたちのクラスで気をつけていること

岩永リタ

岩永リタ

テーマ:小学生の子育て

高学年の先にある「自分の答え」を見つける力



小学生高学年の子どもたちを見ていると、
私はよく、少し先の未来を思います。

この子たちは、
もうすぐ思春期を迎えます。

心も体も大きく変化し、
親の言葉をそのまま素直に受け取る時期から、
自分で考え、自分で感じ、自分で選ぼうとする時期へ入っていきます。

思春期は、決して悪いものではありません。

けれど、
子どもにとっても、親にとっても、
時に大きな荒波のように感じることがあります。

だからこそ、
高学年コースでは、学びそのものだけでなく、
メンタル面の育ちも大切にしています。

強い心。
しなやかな心。
自分を信じる力。
感情に飲み込まれず、立て直す力。
自分で考え、自分で選ぶ力。

こうした力を育てながら、
これからの時代を歩いていける子に育ってほしいと願っています。

今、世の中は大きく変化しています。

昔のように、
正しい答えが一つだけ用意されていて、
それを覚えればよい、という時代ではなくなっています。

誰かがすべてを教えてくれるわけではありません。

親が決めた道を歩けば安心、
先生が示した答えを書けば正解、
という場面ばかりでもありません。

これからの子どもたちは、
自分の知恵と力で、

自分の答えを見つけていく

必要があります。

その時に必要になるのは、
点数だけではありません。

知識だけでもありません。

どんな仲間と出会うのか。
どんなチャンスに気づくのか。
どんな決断をするのか。
迷った時に、自分の心とどう向き合うのか。
自分の人生を、誰と、どこへ向かって歩いていくのか。

そこに必要なのは、
幼い頃から育ててきた心の土台です。

保護者さまは、どうしても子どもの「今」に目が向きます。

今日のプリントができたか。
今月の成績はどうか。
周りの子より進んでいるか。
テストで何点だったか。

もちろん、それも気になると思います。

けれど、本当にスポットを当てたいのは、
もう少し先です。

親の手を離れた時に、
この子はどんなふうに自分の人生を歩いていくのか。

困った時に、
自分で考えられるか。

迷った時に、
自分の心の声を聞けるか。

人に流されるのではなく、
自分で選ぶ力を持てるか。

そして、
学び続けることを、人生の力にできるか。

子育ての通信簿は、
幼児期でも、小学生の今でもありません。

もっとずっと先にあります。

だからこそ、今は焦らず、
目の前の結果だけに一喜一憂しすぎず、
子どもの中に育っているものを、丁寧に見てあげたいのです。

認めて、ほめて、愛して。

その心の子育ての積み重ねが、
やがて子どもの中で、

「自分で学ぶ力」
「自分で考える力」
「自分の答えを見つける力」

となって育っていきます。

高学年コースの子どもたちの姿は、
その一つの表れです。

自ら学ぶことを楽しみ、
自分の意志でここに来て、
静かに、深く、集中して学んでいる。

その姿を見るたびに、
小さい頃からの心の子育ては、
やはり大きな力になるのだと感じます。

子育ては、すぐに結果が出るものではありません。

でも、
日々の関わりは、必ず子どもの中に残ります。

今、認めたこと。
今、ほめたこと。
今、愛したこと。

その一つひとつが、
子どもが未来を歩いていく時の力になります。

だからこそ、
今日も焦らず、あたたかく、
子どもの少し先の未来を見つめながら、
関わっていきたいものです。

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岩永リタ
専門家

岩永リタ(幼児教育指導)

七田式・滋賀(栗東教室/びわ湖大津教室)

故七田眞氏「魂の教育」右脳教育法を長年実践研究。「心の子育て×右脳教育」を保護者様方に指導し子供のみならず母親のサポートにも注力。本質を突いた洞察力と植物療法士としての視点からのセラピーが得意

岩永リタプロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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