敏感過ぎて疲れてしまうあなたへ......HSP気質とうまく付き合う方法

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

ちょっとした一言が刺さってしまうあなたへ

人の感情に敏感だったり、些細な言葉がこころに残ったり、疲れやすかったり......。周りからは「気にしすぎだよ」と言われても、自分ではどうにもならない。

 そんなあなたは、HSP(敏感気質)の傾向があるかもしれません。
 HSPは病気ではなく、生まれ持った”心のアンテナの強さ”
そのアンテナが、あなたの優しさや共感力に繋がっています。



敏感な人が疲れてしまう3つの理由

1.相手の感情を”自分のもの”のように感じてしまう
 怒っている人がいれば、自分が責められている気がする。
 落ち込んでいる人がいれば、こちらまで沈んでしまう。

 境界線が薄く、心が周りとつながりやすいのが特徴です。

2.人の機嫌に合わせすぎる
 「嫌われたくない」
 「迷惑をかけたくない」
 この気持ちが強すぎて、つい我慢してしまう。
 
 その優しさが、知らない間に心の負担になっています。

3.情報が入りすぎて、脳が疲れてしまう
 音・光・人の表情・言葉の裏......
普通の人がスルーする情報も全部キャッチしてしまうため、つねにフル回転の状態になりがちです。

HSP気質とうまく付き合う“3つのコツ”

1.「これは相手の気持ち」とこころの中で仕切りを作る
 感情を全部受け取らなくていい、ということを自分に許可してあげましょう。

 こころの境界線は、練習で強くなるものです。

2.自分のエネルギーの残量を意識する
 敏感な人は、疲れやすいのが当たり前。
 「今日は人に会うのはひとりまで」
 「夕方はひとりの時間を確保」
 など、小さな工夫で生きやすさが変わります。

3.”感じやすさ”はあなたの才能でもある
 敏感さは、決して弱さではありません。
 人の痛みに気づける、ことばの裏を読める、優しさが自然にあふれる......
 それは、誰にでもできることではない力です。

 「疲れる」と「才能」
 そのどちらもあなたの大切な一部です。


敏感さはあなたの強みになる

 HSP気質は、理解されにくいけれど、とても美しい気質です。
 あなたの感じる力、あなたの優しさ、それは誰かを支える力にもなります。

 無理に強くなる必要はありません。
 なたのペースで、あなたのままで、大丈夫です。

 



敏感さで生きづらさを抱えている方へ。
 カウンセリングでは、境界線の作り方や心の回復力を育てる方法を丁寧にサポートしています。敏感さを「弱さ」ではなく「力」に変えるお手伝いをしています。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

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