【自己肯定感を整える】他人ではなく”自分”を信じる力の育て方

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

「人と比べて落ち込むのはもう辞めたい」
 そう思っても、SNSや職場、家庭の中で、つい他人の評価を気にしてしまう......。

 そんな『他人軸』の生き方に疲れたとき、必要なのは「比べない努力」ではなく、『自分を信じる力』を取り戻すことです。




自己肯定感とは「ありのままの自分を認める力」

 心理学では、自己肯定感を「自分には価値がある」「自分は自分でいい」と思える感覚と定義します。
 つまり、結果や他人の評価とは関係なく、存在そのものを肯定できる心の土台です。

 この土台が崩れると、他人の意見にゆれやすくなり「認められない=ダメな自分」と感じてしまいます。

 けれど、自己肯定感は生まれつきの性格ではありません。日々の心の使いかたで、何歳からでも育て直せる力です。

自己肯定感を育てる3つのステップ


①「できたこと」を、小さく積み重ねる

 人は「足りない自分」にばかり目がいきます。
 でも自己肯定感は『できたこと探し』から始まります。
・今朝、起きられた
・返事ができた
・笑顔で挨拶ができた
 当たり前と思えることでも、こうした小さな行動を自分で褒めてあげると、脳は「自分はできる」と少しずつ書き換わっていきます。

②「比較」ではなく「方向」で見る

他人と比べて焦るのは、ゴールを見失っているサインです。人と比べるのではなく、昨日の自分と比べる
どんなに小さくても、前より落ち着いて話せた。少し早く行動ができた、そんな変化を自分で感じることが大切です。

 他人は競争相手ではなく、成長のヒントをくれる存在に変わります。


③「自分の声」を聴く時間を持つ

 スマホや情報に囲まれた現代では、心の声が他人の言葉にかき消されてしまいがち。
 1日5分でもいいので「今日はどんな気持ちだった?」と自分に問いかける時間を作りましょう。



 言葉にできない感情を認めることが、自分を信じる最初の第一歩です。

『他人軸』から『自分軸』へ

 他人に合わせて生きることは、優しさでもあり、思いやりでもあります。
 けれど、誰かの期待ばかりを背負うと、心はいつか疲れてしまいます。

 自己肯定感を整えることは「他人を否定すること」ではなく、『自分を後回しにしない』という優しさの選択です。



最後に

 自己肯定感は、あげようと頑張るものではありません。
『ありのままの自分』を認めることから自然に育ちます。

 今日のあなたが、少しだけ笑顔になれたなら、それだけで十分、心は成長しています。

 カウンセリングでは、自己肯定感を育てるための心の整理や思考の癖を一緒に整えるサポートをしています
 一歩ずつ、あなたのペースで大丈夫です。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

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