もう頑張れないと感じたあなたへ

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

心がふっと軽くなる、優しい7つの習慣

「もう頑張れない」......
その言葉を、胸の奥でそっとつぶやいたことがありますか?

 まわりからは
「しっかりしている」
「いつも頑張っているね」と言われるけど、本当は、もう十分すぎるほど頑張っている。
でも立ち止まることが、なぜかいけないことのように感じてしまう。

 そんなあなたへ
心がふっと軽くなる7つの習慣をお届けします。

 これは、私自身もカウンセリングの現場で何度も見てきた「頑張ることに疲れた人」が自分らしさを取り戻すための小さなヒントです。



1.スマホを手放す”静かな5分”が、心を整えてくれる

 私たちの脳は、静寂の時間でしか回復できません。
でも現在は、通知音ひとつで心がざわつく時代。

 だからこそ1日5分だけでいい。スマホを伏せて、深く深呼吸してみてください。
「ただ息を吸って、吐く」......。この静かな5分が、心に余白を作ってくれます。

2.「予定を詰め込む=ちゃんとしている」は幻想かもしれない

 予定で埋まった手帳を見ると、安心感がある。
でも、それがあなたのエネルギーをどんどん削っているとしたら?

 勇気を持って「ひとつ減らす」ことは、あなたの心を守るための自分への優しさです。
減らすことは、諦めじゃない。
 本当に大切なものに力を注ぐための、選択なのです。


3.「ちゃんとしなきゃ」に潜む、完璧主義の罠

 「迷惑をかけたくない」「ちゃんとしなきゃ」
そんな想いは素晴らしいものです。
でも、ときにそれが「自分を罰するルール」になっていませんか?

 人は、ゆるんだ時にこそ本当の自分らしさを取り戻します。
100点じゃなくていい。60点の日があっても、あなたは価値ある存在です。


4.ネガティブな感情は、”壊れそうな心”の代弁者

「ポジティブにならなきゃ」と自分にムチを打っていませんか?

 ネガティブな感情も、本当はあなたの心を守る為に出てきた大切なサイン。
無理に打ち消さず「今、こんなふうに感じてるんだね」と認めてあげるだけで、驚くほど心が整っていきます。

5.安心できる”避難場所”を持っておく

 あなたにとって「ありのままでいられる場所」はどこですか?
特別な場所でなくてもいいのです。
お気に入りのカフェ、静かな公園、ただ黙って話を聞いてくれる友人。

 心がざわつく時、そこに行けば「戻ってこられる」と思える避難場所があるだけで、人生のしんどさはぐっと軽くなります。

6.「夜のひとり反省会」を卒業する

 布団に入った後
「あれもダメだった」
「あんな言い方しなければ」と自分を責めていませんか?

 寝る前は、心が一番敏感になる時間です。
そんな時は”反省”よりも”労い”の言葉をかけてあげてください。
「今日もなんとか乗り切ったね」
そのひと言が、あなたの自己肯定感をそっと育ててくれます。


7.” 自分のためだけの時間”を、予定に入れていい

 人のためにばかり時間を使って来たあなたへ。
週に1回だけでいい、自分のために時間を使ってください。

 それは、目的がなくてもいい。ぼーっとしてもいい。
「この時間は、誰にも気をつかなくていい時間」......そう思えるだけで、心はふっと、優しくほどけていきます。



 「頑張ることが美徳」とされがちな社会の中で、自分の限界を口に出すことは、また少し勇気がいることかもしれません。
しかし、本当に強い人って”立ち止まる”勇気”を持っている人なのです。

どうか、自分の心の声に気づいた時には、その声をなかったことにせず、そっと寄り添ってあげてください。

 あなたのペースでいいのです。今日より明日、少しでも軽やかな心でいられますように。
この7つの習慣が、そのきっかけになりますように。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

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