社会人の悩み
心に寄り添う言葉が、信頼を育てる第一歩
こんにちは。
日々、子育てや人間関係の悩みをうかがう中で、こんな声をよく耳にします。
「自分は間違ったこと言っていないのに、全然伝わらないんです」
「正しいことをちゃんと言ってるつもりなのに、反発されるばかりで...。」
とてもよく分ります。
私たちは大切な人のことを思うからこそ、正しい選択をしてほしい、失敗してほしくないと願います。
だからつい、正しいことをしっかり伝えたくなる。それ自体は決して悪いことではありません。
でも、人の心は「正しいことだから」と理屈で動くわけではないのです。
責められたと感じたとき、人は心を閉ざすもの
たとえば、お子さんに「なんでそんなことをしたの?」
「それはダメでしょ」と言ったとき。
そしかしたらお子さんは、頭で「確かにそうだな」と思っているかもしれません。
でも同時に、
「また怒られちゃった」
「自分ばっかり悪いって言われる」
そんなふうに感じて、心のドアをそっと閉めてしまうこともあります。
大人同士でも同じです。
職場の同僚やパートナーに正論を伝えたとき、
「それはそうだけど、なんか責められてる気がする」
と、モヤモヤした経験はありませんか?
人の心は「分かってもらえた」と感じた時に動き出す
逆に「そうだったんだね」そんな気持だったんだね」と言葉をかけられたとき。
私たちはホッと肩の力が抜けて、心の奥で「分かってもらえた」と感じます。
その安心感があるからこそ、
「じゃあ、どうしようかな」
「そういうやり方もあるかも」と、自分から考えたり、動いたりする気持ちが芽生えるのです。
正論より、まずは共感。信頼を育む言葉を
これは甘やかしでも、相手の間違いを認めることでもありません。気持ちを一度受け止めたうえで、伝えたいことをそっと伝える。
それが長い目で見れば、一番の近道なのです。
子育てでも、夫婦や親子、職場の人間関係でも同じです。
正しいことを伝えたいときほど、まずは
「あなたがどう感じているのかを知りたい」
そんな気持ちで耳を傾けてみてください。
まとめ あなたの言葉は、もっと届くようになります
「正しいことを伝えたいのに伝わらない」
それはあなたの優しさや責任感が強い証拠です。
だからこそ、少しだけ視点を変えてみませんか?
相手が「分かってもらえた」と感じるだけで、あなたの言葉はもっと届くようになります。
もし、どうやって言葉をかけたらいいか悩んだときは、いつでもご相談ください。
一緒に、新しい伝え方を見つけましょう。
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