人付き合いが苦手で話し下手な人の「会話を増やす方法」
1.なぜ人は悩みから抜け出せなくなるのか
「考えても仕方がない」と分かっていても、同じことを考えてしまう......そんな経験はありませんか?
私たちは不安や後悔、迷いがあると、それを『何とかしよう』として思考を巡らせます。
でも実は「悩む=問題解決」ではありません。多くの場合、悩みとは『感情の出口』がついていない状態なのです。
2.思考ループを断ち切る3つの視点の転換
悩みから抜け出せないとき、次の3つの視点を持つだけで思考の流れが変わります。
①「今すぐ解決しなくてもいい」
悩みは『今すぐ』どうにかしなければいけないものばかりではありません。先延ばしにすることも「選択肢」のひとつです。
今考えても改善できない悩みは、とりあえずそのままにしておきましょう。
②「本当にそれは自分の問題?」
人の目、過去の言葉、親の期待......他人軸で悩んでいませんか?自分の『責任外の悩み』に苦しんでいる人は少なくありません。責任外の悩みは捨て去りましょう。
③「完璧を手放す」
「こうあるべき」が強すぎると、自分を縛ってしまいます。80点でok!と考えるだけで気持ちがふっと軽くなります。
3.心を軽くする小さな習慣とは
悩み癖は、毎日の「考え方のクセ」です。だからこそ、心を軽くするには習慣を変えることが有効です。
おすすめは「3分だけ紙に書き出すこと」。
頭の中にあるモヤモヤは、紙に書くことで、心から『外に出す』ことができます。整理されると、自然と思考もすっきりしていきます。
「悩みすぎる自分」を責めないで
悩むというのは「ちゃんと向き合おうとしている証」です。だから、悩みすぎる自分を責めないでください。
あなたはすでに頑張っています。もう少し、自分に優しくなる視点を持てたら、心は確実に回復していきます。
5、まとめ|悩まなくてもいい生き方は選べる
悩みすぎて前に進めなくなるのは「真面目さ」「責任感の強さ」ゆえです。
でも、悩むことと『考えること』は違います。
大切なのは、必要な悩みだけにエネルギーを使える自分になること。
視点を変えるだけで、悩みの重さは変わります。
ひとりで考えすぎないでください。必要なら、カウンセラーの力を借りることも、自分を守る選択肢のひとつです。
心理カウンセラー/飯塚和美(カウンセリングルーム大空)
「どうにもならない心の重さ」を抱える方が、心のクセを取り、自分の人生を取り戻していくためのサポートをしています。
不登校や夫婦関係の問題、親子の葛藤、自己否定感――。
どんな相談にも 『その人らしい回復』 を大切にしながら、8,000件以上の実績をもとにした実践的なカウンセリングと心理講座を提供しています。
書籍 生きづらい人生をやめてありのままの自分になれる



