私を困らせる人の「目的」を考えると相手の心が見えてきます
カウンセリングの現場でよく耳にするのが、「自分は駄目だ」と思い込んでいる方々の声です。どんな話題でも、結局は「いかに自分が駄目か」という結論に至り、そこからなかなか抜け出せない様子が見受けられます。しかし、そんな方々とお話ししていると、実際に「駄目な人」などいないことに気付かされるのです。
「駄目」というのは思い込みの結果
多くの場合、「駄目」と感じる原因は、その時の行動が思ったような結果につながらなかっただけのこと。よく聞いてみると、その背景には以下のような理由が隠れています。
目標設定が高すぎた
途中で自分を信じきれず諦めてしまった
完璧主義の傾向が強く、自分に厳しすぎる
こういった場合、「駄目な人間だから失敗した」というわけではなく、「たまたま結果に結びつかなかった行動があった」というだけのこと。ですが、自分に厳しい人ほど、他人には寛容であるのに、自分の失敗は許せないと感じがちです。
誰もが「不完全」だからこそ成長できる
そもそも、この世の中に「完全な人」など存在しません。ほとんどの人が、何かを目指すとき、「成長したい」「もっと良い未来をつくりたい」という気持ちを抱いているものです。そのため、目標に届かないことがあっても、それは「成長のための経験」だと考えられるのではないでしょうか。
「自分は駄目だ」という否定的な視点ではなく、以下のように言い換えてみましょう。
「今回は目標に届かなかった」
「間違った行動をしてしまった」
これならば、自分自身を否定することなく、建設的に物事を見直すことができます。
悲観的な思考から抜け出す方法
「自分は駄目だ」と思い込む人は、何か悪いことが起きたときに、それを自分の責任と感じ、さらに未来まで「悪いことが続く」と決めつけてしまう傾向があります。このような思考癖は、自尊心を奪い、前向きな行動への意欲を削いでしまいます。
しかし、少し視点を変えるだけで、状況は大きく改善します。
失敗は学びの機会と捉える
何が不足していたかを分析する
次の挑戦に向けて改善点を具体化する
人間は誰しも不完全な存在です。だからこそ、経験や準備の不足に気付いたら、それを補う努力ができます。
「駄目なのは自分」ではなく「行動の結果」
ここで覚えておいていただきたいのは、「駄目なのは自分」ではなく、「行動の結果が思ったようにいかなかった」という事実です。自分自身を否定する必要はありません。むしろ、成長の可能性を秘めた自分に期待してあげてください。
そして、もし失敗したとしても、また挑戦すれば良いのです。成長は一度きりではなく、何度でもやり直せるものです。次の挑戦が、今よりも素晴らしい結果をもたらしてくれるはずです。
最後に:自分を信じて歩み続けて
「自分は駄目だ」と思い込んでしまう時、ぜひ思い出してみてください。それはただの一時的な結果であり、「成長のための過程」に過ぎません。あなたにはまだ多くの可能性があります。失敗を恐れず、次の一歩を踏み出してみましょう。
あなたの成長を心から応援しています。
カウンセリングルーム大空
心理講座
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