不安や憂鬱で「何もしたくない」と感じる時の対処法

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:悩んだ時の対処法

ネガティブな思考を変える


不安やストレス、憂鬱な気持ちに押しつぶされそうになると、「何もしたくない」「誰にも会いたくない」という感情が湧いてくることはよくあると思います。

その結果、家に閉じこもりがちになり、外に出るのが億劫に感じることがあるかもしれません。しかし、何もしないで過ごしていると、「また今日も何もできなかった」「自分は無力だ」と自己否定の思考が強まり、ますます自信を失ってしまうこともあります。

これは、私たちの行動、思考、感情が強く関連しているからです。だからこそ、ネガティブな思考や気持ちに陥りやすい行動パターンを改善することが大切です。

まずは小さな行動を起こしてみましょう

もし、「自分は何もできない」と自分を責めてしまうなら、少しだけ外に出てみることをお勧めします。映画を観に行ったり、軽い買い物をしたり、近所のコンビニに行くなど、簡単な外出で構いません。短い散歩をするだけでも、心のリフレッシュにつながります。こうした小さな行動でも、実際に外に出てみると予想以上に気分が変わる場合もあります。

少し行動を起こせるようになったら、趣味のスポーツや習い事や友人と会う等、ストレスにならない程度に行動しましょう。

毎日ひとつだけでいいので、いつもと違う行動を意識的に取り入れてみてください。無理に大きな目標を立てる必要はありません。小さなステップから始めることで、少しずつ自己肯定感が高まり、行動範囲も広がっていくでしょう。この積み重ねが、新しい思考パターンを生み出し、自信を持って新たなことに挑戦できる自分へと変わることに繋がります。


行動を変えることで心を前向きにする

「気分が落ち込んでいるから何もできない」という考えにとらわれるのではなく、まずは行動を変えてみることが大切です。心理学の「行動活性化」という手法は、行動を変えることで思考や感情を前向きにするアプローチで、効果的な対処法として知られています。自分を責めるのではなく、優しく見守りながら、少しずつ新しい行動を取り入れていきましょう。

日常に少しでも新しい変化を加えることで、以前のような生き生きとした生活を取り戻し、理想とするライフスタイルに近づくことができます。まずは一歩踏み出す勇気を持ち、毎日の中で小さな目標をクリアしていくことが大切です。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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